ファストフードなら100円で大満足 - 人気バーガーショップ、春のワンコイン対決

ごはんをつかったメニューが個性的な「ロッテリア」

絶品チーズバーガーで肉好きのハートを鷲掴みするロッテリア。100円メニューの取り組みは2007年10月から。年に2回～3回ほどラインアップを入れ替えているとのこと。100円メニューについては、「価格感度の高い顧客層を中心に、ボリューム・もう一品・話題性といったキーワードで、美味しいものをより気軽に楽しんでいただきたいという思いから、～100円で楽しめるシアワセ、OTOKU￥100～をコンセプトに100円メニューの充実を図りました」とのことだ。

そんなロッテリアのワンコインメニューは「ハンバーガー」「スナックチキン」「ころむすび」とドリンクの「野菜生活」の4点。冬に見かけた「サモサ」「ミルクチョコパイ」「揚げパン」「ふるタコ」は販売を終了したそうだ。残念。現在のラインアップは、"セットメニューにプラスワン"といったコンセプトらしい。

なんといっても「ころむすび」がユニーク。「おむすびなのか? コロッケなのか? 是非、ご賞味ください」(ロッテリア)ということで食べてみた。チキンライスでつくったおむすびに衣をつけて揚げている。チーズが入り、揚げることで風味が増しているようだ。うまい。さて、「ころむすび」はコロッケかおむすびか。つまり、おかずかごはんかというと、やっぱりごはんだと思うので筆者は「おむすび」に1票。ころむすび×2個、おかずにスナックチキン、そしてプラス野菜生活で400円ランチセットのできあがりだ。レギュラーメニューのハンバーガーセット(430円)より安いぞ。

しかし、肉好きの筆者としては、ロッテリアに行ったら「絶品チーズバーガー」ですよ。むしろ絶品チーズバーガーを食べたいためにロッテリアを探します。新メニューの「絶品ベーコンチーズバーガーも」気になる。しかし絶品シリーズは美味しいけどひとつじゃ足りない。ふたつはちょっと……。そんな時に100円メニューを追加すればいいのだ。

2ケタの「99円」メニューでインパクト大「ウェンディーズ」

アメリカンスタイルのウェンディーズ。ワンコインメニューは3社の中では最も遅い2008年5月から。しかし99円という値段で勝負している。100円との差はたった1円だけど、3桁と2桁では印象が大きく違うのだ。99円にした理由は「キャンペーンとして105円メニューを99円で販売したところ非常に良い反響があったため、低価格需要があると判断しました」とのことだった。

現在の99円メニューは4種類。「Jr.ハンバーガー」「チリ(Sサイズ)」「ドーナツ」「ソフト(Sサイズ)」。つい最近まで「Jr.チーズハンバーガー」「Jr.てりやきハンバーガー」「Jr.BBQハンバーガー」「フレンチフライ(ポテト)」があったけれど、そのうちハンバーガー3種は120円メニューに移行した。3社の中で唯一のポテトメニューだった「フレンチフライ(ポテト)」は惜しくも販売終了し、レギュラーメニュー(190円～)のみとなった。

ここで気になるのは「Jr.ハンバーガー」の大きさ。Jrと付くから、レギュラーサイズよりひとまわり小さいと思いがちだが、実は他社より若干大きいのだ。「ウェンディーズのスタンダードなバーガーは100gのパティを使用しております。Jrバーガーのパティは57g。日本のバーガーチェーンのパティは通常約50gです」という。実はウェンディーズのレギュラーサイズは、もともと他社よりひとまわり大きいのだった。ちなみにJrシリーズは日本専用サイズとのこと。

筆者のオススメはJrバーガー2個+レギュラーメニューのドリンクSサイズ。これで348円だ。バーガー類は余分なフレーバーを使わず、肉の味を楽しみたい。ガッツリと食べたい時は、「ジューシービーフのチーズバーガークラシック」や期間限定商品の「春キャベツのサクサクチキンサンド」のセットメニューにチリをプラス。ドーナツとソフトは食事ではなく、おやつにピッタリの組み合わせだと思った。

不滅のワンコインメニュー+クーポンを活用しよう!

原材料費の高騰が懸念される中で、各社ともワンコインメニューは継続していく方針とのこと。しかも適時商品ラインアップを入れ替えていくというから、今後の展開が見逃せない。また、店頭のメニューだけではなく、公式サイトや携帯電話でダウンロードできるクーポンにも注目したい。なぜなら、期間限定で意外な商品が100円になることがあるからだ。筆者はシンプルなハンバーガーが好きなので、3社ともスタンダードなハンバーガーがワンコインメニューになっていることが嬉しい。レギュラーメニューのジャンボサイズなバーガーひとつよりも、スタンダードなハンバーガーを2個、3個食べたい。だから商品を入れ替えたとしても、ハンバーガーだけは必ず残してほしいと思うのだ。