ボンジョ~ルノ! イオ ソーノ エリカ ピュアチューレ!(こんにちは、私の名前は絵里香です)……ここでは、トーカティブな国民性につられてこちらもついついハイテンションになってしまう国、イタリアをレポート。まず前編となる今回は、世界遺産を紹介しながら、イタリアングルメの定番、ピッツァやパスタを紹介!

商店が集まるエリア

景観に配慮して「マクドナルド」もシックに

食べ歩きの前に、世界遺産

ドゥオモの窓内面

食べ歩きに入るその前に。花より団子になるその前に。皆さんは、「イタリア」といったらまず何を思い浮かべるだろうか。私はまず、14世紀に建設が開始された世界遺産のドゥオモ(大聖堂)に向かった。ミラノのドゥオモは、ゴシック建築の傑作といわれている。聖堂にのぼってみたところ、ドゥオモの特徴である尖塔一つ一つに繊細な彫刻が施されていた。窓内面のステンドグラスにはキリストの生誕から最後の瞬間までが、1枚1枚丁寧に描かれている。これは当時、字を読むことができない人が多かったことによる配慮なのだとか。

ミラノにあるドゥオモ

次はレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」。この壁画があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院はユネスコ世界遺産でもあり、多くの観光客がこの壁画を見るために訪れる。その人の多さに、閲覧時間は1人15分間と決められており、あまりに短くてがっかり。事前予約も必要なのでご注意を!

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院

感想はというと、壁画自体の大きさにも驚きだが、この場所で実際にダヴィンチが描いたのだと思うと圧倒される。また、その独特の世界観にも足がすくんでしまった。

やっぱり本場のピッツァは旨い

観光を続けるうちに、小腹が空いたので軽くランチ。どこを歩いてもパスタやピッツァの店だらけ。クオリティを求めるならばいくらでも高級店はあるし、気軽に行きたいのであれば大衆食堂も。今回は中間をとり、1,000円程度でランチが食べられるレストランへ向かった。

ここでは、カルツォーネやフィットチーネのトマトクリームパスタをオーダー。カルツォーネとは、円形のピッツァを半分に折り焼いた料理。ナイフで切ると、中からモッツァレラチーズなど数種類のチーズがとろけ出す。うーん、至福のひと時!

中にチーズが入ったカルツォーネ

トマトクリームパスタ