簡単な拡張スクリプトを作成してみよう

それではLunascapeの拡張スクリプトを作成してみます。作成する拡張スクリプトはタブウィンドウに特定のWebサイト (http://www.openspc2.org/) を表示させるものです。スクリプトファイルはマイドキュメント内にフォルダを作成して、その中に入れることにします。

図1 マイドキュメント内にlunascriptという名前のフォルダを作成

今回はマイドキュメント内に保存しますが、気に入ったものができたらLunascapeアプリケーションの以下のパスに入れておくとよいでしょう。

 C:\Program Files\Lunascape\Lunascape5\resource\script\default

Lunascapeの拡張スクリプトを作成するにあたっては特別なソフトは必要ありません。ここではWindowsに標準で入っているメモ帳を使って作成してみましょう。

図2 メモ帳を起動

メモ帳が起動したらJavaScriptのコードを入力します。

var Lunascape = new ActiveXObject("Lunascape2.LunascapeAPI");

これでLunascapeオブジェクトにアクセスして各種APIを使うことができるようになります。ここではLunascapeという名前にしていますが、lunaでもlsでも構いません。ただし、Lunascapeという名前にしておくと後述する新形式に簡単に対応できます。

新規にタブウィンドウを開くにはNewWindow()メソッドを使います。NewWindow()の最初のパラメータに表示したいページURLを指定します。2番目のパラメータにはタブをアクティブにするかどうかを指定します。trueを指定するとアクティブ(前面表示)になり、falseを指定するとインアクティブ(背面表示)になります。

実際は以下のようにスクリプトを書きます。単にNewWindow()では駄目でLunascape.NewWindow()のように書く必要があります。

Lunascape.NewWindow("http://www.openspc2.org/", true);

実際のスクリプトは以下のようになります。

スクリプト001

// 新規にタブで特定のページを表示する
var Lunascape = new ActiveXObject("Lunascape2.LunascapeAPI");
Lunascape.NewWindow("http://www.openspc2.org/", true);

図3 スクリプトを入力