Lunascapeは日本産
数あるアプリケーションの中で使う時間が長いのが「Webブラウザ」でしょう。検索エンジンで調べ物をしたり、ブログを書いたり、ショッピングサイトでお買い物したり使い方はいろいろです。Webブラウザで最も多く使われているのはInternet Explorerです。他にはFirefoxやSafari、Google Chromeがあります。いずれも海外で作成されたブラウザですが、国産のブラウザも存在します。それがLunascapeです。先日、Lunascape 5.0の正式版が公開されたばかりです。
ブラウザを使いやすく拡張する
普段使う機会が多いブラウザだけに、自分の使いやすいようにカスタマイズしたいと思うことがあります。ブラウザを拡張するものとしてはFirefoxのGreasemonkeyが有名です。Greasemonkeyはプラグインなので別途インストールしなければなりません。
Lunascapeでは、標準でブラウザを使いやすくする方法が用意されています。1つはブックマークレット、もう1つが拡張スクリプトです。ブックマークレットは、他のブラウザでも使うことができる1行のJavaScriptプログラムです。Lunascapeでは「設定」の「機能」のカテゴリ内などに多数用意されています。
拡張スクリプトはブックマークレットに比べて自由度が高くLunascapeに用意されたAPIを呼び出して制御することができます。ここで、解説するのは拡張スクリプトです。拡張スクリプトはJavaScriptまたはVBScriptを使って記述します(ちなみにCOM対応言語であればAPIの利用が可能)。
この記事ではJavaScriptを使ってLunascapeの拡張スクリプトを作成していきます。
APIドキュメント
まず、作成する前にLunascapeのAPIについて書かれたページを確認しましょう。LunascapeのAPIリファレンスは以下の場所に用意されています。国産ブラウザなのでドキュメントもすべて日本語です。英語が分からなくても開発できるのはLunascapeの大きなメリットと言えます。また、ブラウザ・プラグイン・コンテストなどのページもあるので、作成する際の参考になるでしょう。
・Lunascapeプラグインガイド
・Lunascape API
・ブラウザ・プラグイン・コンテスト
・スクリプト関連掲示板