-- なぜ、コントロールをこの部分 (ケーブルが左右に分かれた部分) に付けたのでしょうか。左右が束ねられ1本化されている部分ならば、目で確認できると思うのですが?
ショーン・エリス氏(以下エリス氏): 第3世代iPod shuffleに付属するヘッドフォンの優れている点は、「見えなくても操作できる」ことだと考えています。この位置 (ケーブルが左右に分かれた右側の中ほど) こそが、もっとも使いやすいのではないかと。目をつぶっていても、真っ暗な場所でも、使うことができると思っています。
-- Voice Over機能ですが、どのようにして言語別に読み分けているのですか?
エリス氏: 曲名とアーティスト名というテキストの部分で判断しています。iTunes Storeから購入した楽曲でも、CDからリッピングした楽曲でも、変わりなく言語を識別できます。
-- Voice Overに含まれる「Text to Speech」は、日本語対応の同名機能が以前のMac OSに搭載されていたと記憶しています。これは復活と見るべきでしょうか、新規開発と見るべきでしょうか?
エリス氏: 復活ではありません。今回のVoice Over機能は、第3世代iPod shuffle専用に開発されたものです。
-- Text to Speechで生成されるオーディオデータは、どの程度のデータ量となるのでしょうか?
エリス氏: Text to Speechで生成されるオーディオクリップは本当に微々たるもので、無視できる程度のサイズです。最大1,000曲という保存可能な楽曲数をうたっていますが、これはText to Speechで生成されるオーディオクリップのデータ量も含めての曲数となっています。
-- カラーバリエーションですが、なぜブラックとシルバーの2色に?
エリス氏: 新しいiPod shuffleの発売にあたって、ユーザーにもっとも人気がある2色を選びました。将来の展開について、今日お話することはできませんが。
-- 最後に、新しいiPod shuffleに関する感想をお聞かせください。
エリス氏: 第3世代iPod shuffleは、皆さんの音楽体験に新しい、エキサイティングな側面を持ち込んでくれるのではないかと考えています。再生中の曲は何度も聴いたことがあるはずなのに思い出せない、どうしたものだろう、というときにVoice Overで曲名を読みあげて、ああそうだった! という感じで (笑)。パーティーとか、仲間うちで曲当てクイズをやるときなどに楽しめるのではないでしょうか。