やはりルイズも残念な子……
ユウキ「ユウキはルイズのすべてが好きです」
ルイズ「気持ち悪い……」
リリィ「正直にいっていいよ」
ルイズ「もう勘弁してください」
ユウキ「なんで……。本当に否定するところがまったくないんですよね。全部が好きすぎてどうしようって感じです」
リリィ「何? ここでカップリングですか?」
ルイズ「カップリングは嫌だな……」
ユウキ「一生、片思いって感じですけど(笑)」
リリィ「でも女体化はやめたほうがいいと思います」
ユウキ「唯一の欠点はそこですね」
リリィ「ユウキちゃんは腐女子を直せば完璧だし、ルイズも女体化を直せば完璧な女の子になれると思うんですよ」
ルイズ「それは無理」
――趣味というのは人それぞれですが、それを隠さないわけですね
ルイズ「隠さないです」
ユウキ「隠さないよね」
ルイズ「アフィリアのカフェテリア内でも、男性の先輩に『ああ、女体化したら絶対可愛いのに』って」
ユウキ「これはないですよね」
リリィ「いってますね……」
ユウキ「女体化という可哀相な思考回路を直せば……」
――女体化は女装とは違うんですよね
ルイズ「違いますね。『先輩、実はさらしを巻いてますね、キュン』みたいな(笑)」
リリィ「(ため息まじりで)もう残念なんですよ、ここが」
――ここにも残念な子がいましたか
リリィ「基本的にサーガの子はみんな残念だと思います」
――選考の基準は「残念」?
リリィ「残念なところがおいしいって感じですかね」
ユウキ「ルイズは一度病院に行って、病んだ頭と心を診察してもらったほうがいいと思うんですけど……」
ルイズ「ユウキにいわれたくないよー」
ユウキ「たぶん、つける薬はないっていわれて、追い返されると思いますが」
リリィ「ユウキが言ってもなあ……」
ユウキ「清純派からの一言アドバイスのコーナーでした(笑)」
ダンスは得意だが歌は……
ルイズ「運動は苦手です」
リリィ「でも、ダンスは上手いよね」
ルイズ「ダンスは好きですね。踊るのが好きなんです」
リリィ「キレがいいんですよ」
ユウキ「仕草がすごくテキパキしていて、かっこいいんですよ」
リリィ「動きがとてもキレイなので、体育が苦手と聞いて、意外だなって思いました」
ユウキ「意外だよね」
リリィ「ただ、変な動きにまでキレがあるんですよ」
――変な動き?
リリィ「アフィリアで合唱をするときに、変なダンスを作ったんですよ。それもすごくキレが良くて、逆にチョット気持ち悪いんですよ」
ユウキ「美しい動作から気持ち悪い動作まで、すべてが完璧」
リリィ「本当にきれいに動くんですよ」
ルイズ「勝手に振りをつけるのが好きです」
ユウキ「ある意味、それも才能だね」
――ちなみに歌のほうは?
リリィ「歌は……、頑張ろうね!」
ルイズ「頑張る」
リリィ「最近ルイズは歌でへこんでいるんですよ」
ルイズ「へこんでます」
リリィ「それで珍しくネガティブになっていて……」
ユウキ「珍しいね」
リリィ「まだ恥ずかしいのもあるし、珍しく緊張しちゃうのもあるし、歌い方がわかっていないというのもあって」
ユウキ「でも、ルイズはもともとの声がすごく可愛いので、これからサーガの中で一番伸びるかも知れないなって思います」
リリィ「飲み込みが早くて、歌い方に変な癖がなくて、素直なので、絶対伸びると思いますね」
ユウキ「歌には絶対に性格が出るので、そのままの素直な性格で歌えるようにきっとなるから、そうしたらものすごいサーガの力になるんじゃないかなって……」
ルイズ「わあ、ありがとう」
ユウキ「ちょっと褒めてみました(笑)」