東京マラソン2009が開かれる3月22日は、東京都心で走る人、歩く人、応援する人等々で沸き立つ。「出場する友だちの応援」「来年出場へ向けた観戦」などを口実に、大事な人を連れて東京1日デートに繰り出すというのも"あると思います"。というわけで、今回は東京マラソン2009を観戦しながら、デートをも満喫できるステキなコースをご紹介しよう。なお、ここではスタートとゴールは必ず観戦するということで記事ではあえて触れてはいない。東京マラソン走行コース周辺の楽しみや見どころを参考にしてほしい。
まずは事前準備
まずは準備から。東京マラソン2009の大会概要、コース、給水ポイント、交通規制、周辺の公共交通機関、出場する有名人などの情報は、 大会公式ページや、 東京メトロ、警視庁をはじめとした各サイトをチェック。もちろん、当日の天気や気温の確認も忘れずに。せっかくの特別な日に、防寒対策をとらなかったことで寒さに耐えたり、雨具を忘れズブ濡れになったりしては悲しすぎる。しっかり準備して、走者と違う"まったりスタート"を切ることにしよう。
市ヶ谷エリア
早朝集合組は市ヶ谷8時に集まろう。マラソンランナーが新宿の東京都庁前をスタートする9時10分よりも1時間も早い時間に集合だ。スピードを競うマラソンに対して、こちらはじっと待つ"釣り"で"まったりスタート"を切ろう。JR市ヶ谷駅から見える釣り堀「市ヶ谷フィッシュセンター」では、日曜祝日に限り8時より"早朝フィッシング"を楽しめる。外堀通りを走るランナーを待つのも粋だ。「朝が苦手」「釣りなんてドン引きだよ」という人などには、飯田橋交差点の大型歩道橋上で前半戦の集団をしっかり見るか、もしくは東京大神宮の"早朝縁結び願掛け"へと立ち寄ってもいいかもしれない。
芝公園エリア
昼から観戦する場合は、10km地点を過ぎたあたりの芝公園エリアで待ち合わせを。日比谷通り沿いの東京プリンスホテルのレストラン「プリンスビラ」のテラス席は、歩道よりも1段高い位置から座ってランナーたちを眺められる。俊足ランナーの通過時間を見計らって席を予約しておくのもいい。また、広大な増上寺の敷地内を歩き、東京タワーの姿を仰ぎながら「芝縁」の甘味を楽しむ時間もとりたい。一方、15kmを過ぎての品川折り返し地点を品川駅前ウィング高輪3階にある「アンナミラーズウィング高輪店」の窓際席から眺めることができるかもしれないが、男性はマラソン以外の不意な視線に注意が必要(!?)だ。
浅草エリア
昼過ぎに集合の場合は浅草エリアで。ランナーたちの通過の前に、浅草寺界隈で"B級グルメ祭り"をセルフ開催してもいい(?)し、老舗でどじょう鍋をつつくのもいい。浅草の老舗バー「神谷バー」で電気ブランをグイっとやって、身体が温まったところで水上バスへ乗り込んでみよう。残りおよそ半分という位置にある浅草でランナーを応援した後、水上バスで豊洲へ先回りという魂胆だが、水上バスとランナーのどちらが速いかは、ランナーの足にもよる。