交通が途絶えた避難所への通信確保
今回は、群馬県の陸上自衛隊相馬原駐屯地からNTT東日本の災害対策機材がCH-47大型ヘリコプターで、東京都の陸上自衛隊立川駐屯地からNTTドコモの災害対策機材がUH-1中型ヘリコプターで運搬された。まず、NTT東日本の災害対策機材が訓練会場に到着し、陸上自衛隊とNTT東日本の災害対策要員が協力してすぐさま運搬。通信衛星を利用したIP電話が設営された。
続いて、立川からNTTドコモの災害対策機材も到着した。やはりこちらもすぐに運搬され、携帯電話の充電スタンドや衛星電話が設置された。
電話の一番大切なことは、「つながる」ことである。地震などの災害があった場合には、「つながる」ことが非常に大きな心の支えとなる。陸上自衛隊とNTTグループの取り組みは、人々の心の支えになろうという気持ちがとても伝わってきた。
(井上翔/K-MAX)