「横浜大飯店」の専務であり総料理長である石浦恵三さん

発表会の後半には、石浦総料理長による「メタボ父さんのための料理教室」も開催された。参加記者ら約20人がエプロンを着用し、グループごとに分かれて調理実習。まずは中華料理約40年のキャリアを持つ石浦さんの実演を見学。次に油や塩を控えた「海老のチリソース」と「酸辣湯(サンラータン)」の調理に挑戦した。油や塩などの調味料の分量をすべて自分たちで計量するところから始まったので、改めてそれらの分量を目で確認することになった。

最初は、本格中華料理に慣れない手つきで挑んだ参加者が多かったが、料理ができ上がると、皆、感動の笑みを浮かべた。早速、同社製品であるこんにゃく入りの低カロリーご飯と一緒にこれらの料理を試食。すると参加者からは次のような感想が多数挙がった。

「海老のチリソースは油通しではなく、フライパンで両面を焼くことで、油をずいぶんカットできた。こういう調理法もあるなんて、正直、驚いた」。「酸辣湯は酢を最後に加えたことで風味が高まった。塩分控え目なのに薄味と感じないのが不思議」。「中華料理は油っこくて濃い味というイメージが覆された。通常の半分ほどのカロリーに抑えながら、こんなにおいしい中華が味わえるとは……」。ダイエット料理の新たな可能性を再認識した参加者が多かったようだ。

料理教室のメニュー。「メタボコーチ」の宅配メニューにも含まれる「海老のチリソース」。カロリーは199kcal、塩分は2.1g(1人分)。カロリーは通常のエビチリと比較し、約40%OFFになっているという。酢とコショウを効かせた「酸辣湯(サンラータン)」は68kcalで塩分1.1g

最後に、改めてメタボリック症候群の定義を確認しておくと、ウエスト周囲計、男性85cm以上、女性90cm以上であり、高中性脂肪血症・高血圧・空腹時高血糖のうち2つ以上満たしている状態のことをいう。そういった状態が、糖尿病や高血圧、脂質異常症などを引き起こすとされている。メタボリック症候群の予防と対策は、最近では多くの人々の共通話題になりつつある。時代のニーズを捉えた今回のようなサービスや商品が一層充実してくるのであろう。