ランチャーソフト「Dell Dock」。任意のアプリケーションを登録しておくことができる

よく使うアプリケーションのショートカットを、デスクトップやタスクバーのクイック起動に作成して、ランチャー風に利用している人は少なくないはず。しかし、ショートカットの数が増えるとその管理もめんどうなものになる。

本製品には、独自のランチャーソフト「Dell Dock」が搭載されており、任意のアプリケーションを登録しておくことができる。その際、複数のアプリをひとつのアイコンにまとめることが可能。たとえば、「オフィス」というアイコンに仕事で使うアプリをまとめて登録しておくことができる。ショートカットの数が増えても、これなら目的のアイコンが探しやすい。なお、Dockの位置や色、マウスを近づけたときの動作などは自分の好みに合わせてカスタマイズできる。自分の使い方に合うように細かく設定できるのは、大きなメリットだと言える。

このほか、インタフェースにeSATA/USBの共用ポートを備えており、高速な外付けハードディスクをつないで使用できるのもポイント。USBポートはPCの電源がオフでも接続している周辺機器に給電できるタイプになっており、オーディオプレイヤーや携帯電話の充電に便利なのがありがたい。

液晶上部には、顔認証に対応した200万画素のWebカメラも搭載されている

バッテリの残量を示すインジケーター。細かいところにまでユーザーの所有欲をくすぐる仕掛けが施されている

まとめ

本革やアルミなど、ボディ外装の素材にまでこだわったハイスペックノート、Studio XPS 16。性能もデザインも、少々過剰なのでは? と思うところもなくはないが、ユーザーの所有欲は確実に満たしてくれる。他人とはひと味違うノートPCを使いたい、長期にわたって大切に使い続けていきたい、という人は、ぜひ一度実物を手に取ってみてほしい。Webの写真では伝わりづらい上質な佇まいを体感できるはずだ。

■試用機の仕様
型番 Studio XPS 16
CPU Intel Core 2 Duo P8400(2.26GHz)
チップセット Intel PM45 Express
メモリ 2GB
HDD 160GB
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
グラフィックス ATI Mobility Radeon HD 3670
ディスプレイ 16型ワイド(1,366×768ドット)
オーディオ HDオーディオ、ステレオスピーカー+サブウーファ
ネットワーク IEEE802.11a/b/g/n、10/100/1000BASE-T
インタフェース USB2.0×3、IEEE1394×1、D-Sub15ピン×1、HDMI出力端子×1、Display Port×1、ExpressCardスロット×1、SD/メモリースティック/xDピクチャーカードスロット×1、オーディオジャック、200万画素Webカメラほか
サイズ/重量 約W385×D255×H24.1~34mm/約2.91kg
OS Windows Vista Home Premium
直販価格 140,000円(構成例)