1月8日に発表れたばかりのVAIO type P。そのワンセグモデルに触れる機会ができたので、その使い勝手をレポートしよう。普通のレビューなどはすでに掲載しているので、そのあたりであまり触れられていない、内蔵アプリを中心に紹介していこうと思う。
主な仕様 [CPU] Intel Atom Z520(1.33GHz) [チップセット] Intel US15WW [メモリ] 2GB [HDD] 60GB [ディスプレイ] 8型ワイド(1,600×768ドット) [サイズ/重量] 約W245×D120×H19.8mm/約634g [OS] Windows Vista Home Basic [直販価格] 99,800円
現在地がすぐわかるPlaceEngineとPetaMapの連携
type Pを使い始めて一番おもしろいと思ったのは、「PlaceEngine」を利用した位置情報サービスだ。PlaceEngineとは、町中にある無線LANアクセスポイント情報を利用して現在位置を特定するサービス。これにより、GPSを利用せずとも自分の位置が把握できるので、地図と連携すればナビとしても使うことができる。
type Pでは、このPlaceEngineから位置情報を取得、さらにプリインストールされている「x-Radar」というアプリで様々な情報を得ることができる。
x-Radarは、現在地を中心に半径3km以内にある様々なものを見つけることができるアプリ。無料の口コミ地図情報サイト「PetaMap」と連携しており、グルメやショッピングについての情報、さらには詳細な地図までも入手できるのが特徴だ。情報の範囲は、徒歩圏内、自転車圏内、車圏内と切り替えが可能であり、自分の行動範囲に合わせて調査することができる。
つまり、「このあたりでおいしいラーメン屋はないかな」と思ったら、type Pを立ち上げてx-Radarを起動。レーダーに表示されている情報から気になるものをクリックして、周辺地図情報を入手。あとは行くだけ、ということが可能になるのだ。PetaMapへの会員登録をしておくと、さらに便利に使えるだろう。
ただし、このPlaceEngineは少々重いので、使わないときはオフにしておいても良い。設定は、コントロールパネル内の「VAIOの設定」→「位置情報・GPS」を表示。さらに「位置情報取得のサービス」のチェックを外せばいい。