一方で、釣りファンの拡大を目的として、家族で楽しめるイベントや展示物なども力を入れているとのこと。昨年も好評だった「釣りはじめてクン広場」では、本物のマス釣りが体験できる釣堀や、金魚すくいやどじょうすくい、ザリガニ釣りが体験できる長さ20mの巨大プールなどを設置。また、今年は海釣りの対処魚となる生きた魚が展示されている「つり魚水族館」も登場した。
会場内での食事も釣りイベントらしく、市場や水産業団体の協力によって近海で水揚げされた新鮮な魚貝類を食べることができる「新鮮! お魚グルメパーク」を今年も開催。早速、海鮮どんぶりやマグロのあぶり焼き、アナゴの天丼などを味わう来場者で賑わっていた。
釣り好きの有名タレントや文化人を対象にした「クール・アングラーズ アワード」の選出では、今人気のつるの剛士さんが受賞。15日の13時からメインステージで公開授賞式が行われる予定だ。さらに、3月20日から公開予定の映画『釣りキチ三平』とのタイアップ企画も開催され、映画で使われた衣装などが展示されるほか、主役の三平を演じた須賀健太さんが本物のマス釣りに挑戦するイベントやトークショウが14日に行われる。
先行して大阪で行われた「フィッシングショーOSAKA 2009」では、昨年より7%増の約4万9,000人の来場者を記録しており、本イベントも昨年来場者数の5万5,798人を上回る6万人を見込んでいるとのこと。主催の日本釣用品工業会では、コアな釣りファンはもちろん、家族連れにも楽しめるイベントを目指しており、出展者だけではなく釣りに関連する業界全体を活性化できればと話している。