――今回最多の8部門でノミネートされたリル・ウェインに関しては、どんな印象を持っていますか?

SoulJa : 「昔と比べてすごく変わったと思います。かつてホット・ボーイズさんにいた頃、彼は正統派のラッパーというイメージだったんですよ。でも今回の『Tha Carter III』ではマシンボイスを取り入れたり、歌ものに近い曲があったりと多彩ですよね。ラップだと1つの声、1つのスタイルを貫く人が多いのに、そこを変えてくる勇気やチャレンジ精神はすごいと思います」

WOWOWの番組『独占生中継! 第51回グラミー賞授賞式』の会見(1月29日)に出席したSoulJa

――授賞式の会場(ロサンゼルスのステープルズ・シアター)で、リル・ウェインやコールドプレイのライブパフォーマンスが見られるのも楽しみなのでは?

SoulJa : 「本当に楽しみですよ。もちろんアワードの行方も気になるけど、グラミー賞授賞式は世界一豪華なライブでもあると思っていて。ミーハーかもしれないけど、現地では思いっきり盛り上がりたいですね」

――ライブ以外に現地で楽しみにしていることはありますか?

SoulJa : 「授賞式の会場にバーがあるらしいと噂を聞きつけたので、そこにどんな人がいるか気になりますね。もしかしたら(最優秀新人賞にノミネートされた)ダフィーさんもバーにいるんじゃないかな。もし現地で彼女に会えたら、ぜひとも「一緒に飲もうぜ!」って雰囲気にしたいですね」

――ダフィーとは一度お会いしたことがあるそうですね。

SoulJa : 「はい。一度しか会っていないのに、勝手ながら"マブダチ"みたいな感覚でいるんですよ(笑)。彼女は「枝豆が好き」と話していたので、賞を取ったらなんとかして枝豆を送りたいですね。非常に気さくでフレンドリーな女性だったので、またぜひお会いしたいと思っています」

――話は変わりますが、グラミー賞授賞式の後の2月25日には、2枚目のアルバム『COLORZ』がリリースされます。

SoulJa : 「今回のアルバムは、自分の中の「色」を出していく作品にしたいと思って作りました。作曲家としても、SLY&ROBBIEさん、Misslimさん、一星さん、沖仁さんなどのアーティストとの共演によっても、とにかくいろんな部分で自分の色を出させてもらったので、個人的にもリリースを楽しみにしています。あと、2009年の目標としては、「アルバムを2枚出す」というのがあって。そのためにも、今年はまた気合いを入れ直す一年にしたいですね」

――最後に、2月9日(日本時間)に生中継されるグラミー賞授賞式について、どこに注目してほしいですか?

SoulJa : 「グラミー賞はオフィシャルな雰囲気もありつつ、本当に楽しい音楽イベントになっていると思うんですよ。『この人も出るの!?』と言いたくなるような、想像できないコラボレーションのライブもおこなわれます。アワードの行方も、「この人が取ったか!!」とみんなで盛り上がるような感覚で見ていくと絶対楽しいと思います。グラミー賞授賞式の模様、ぜひぜひ見てください!」

WOWOWでは、日本時間2月9日(月)9:30より、第51回グラミー賞授賞式の模様を独占生中継。ロサンゼルスのステープルズ・センター内の現地特設スタジオより、ジョン・カビラと八木亜希子を案内役に、SoulJa、元カーペンターズのリチャード・カーペンターなど豪華ゲストも交えておくる。(※リピート放送は夜10:00~字幕版で放送)