2月初旬に発売される、auの2009年春モデル「CA001」(カシオ計算機製)は、カシオ端末としては初めてタッチパネルを搭載した意欲作だ。春モデルのラインナップでも唯一のタッチパネル搭載機種となる。これまで、タッチパネルを利用してみたいと感じていたauユーザーにとっては、「待ちに待った」モデルといえるだろう。
端末の設計コンセプトに「URBAN FITNESS」を掲げ、日頃からスポーツを積極的に行っている人を意識したアクティブな印象のデザインになっている。カラーバリエーションも春らしい明るい「イエロ-」が用意されるなど、春の新規購入・買い替えにぴったりな一台となっている。
ビューアスタイルで使用できるタッチパネル
本機の最大の特徴は、何といってもタッチパネル式の3.1インチフルワイドVGA(480×854ドット)液晶だ。ディスプレイを反転させた「ビューアスタイル」にすることで自動的にタッチ専用メニューが起動する仕組みになっている。タッチパネルで操作できる機能は、ワンセグ、PCサイトビューアー、フォト、モバイル事典など全9種類だ。
タッチパネルを利用した操作は、画面に触れると表示される専用ボタンで行う。例えば、PCサイトビューアーでウェブサイトを閲覧する場合、画面上に上下左右のカーソル移動ボタンと項目選択を行う「OK」ボタンが表示される。ワンセグも独自の専用ボタンで操作する。ワンセグを起動した状態で画面に触れると、テンキーのような配列のチャンネルボタンが表示される。チャンネルボタンをタッチして好みの番組選択や音量調節を行う。チャンネルボタンは、グラフィカルで見やすいデザインになっており非常に操作しやすい。
なおCA001のタッチパネルは、文字入力には対応していないので、検索サイトのウィンドウに文字を入力する場合には、画面を開いてテンキーを操作する必要がある。
世界の楽器を演奏できる「Touch Session」
タッチ操作で利用できる機能としては、「Touch Session」を搭載する。こちらは、カシオ携帯らしさを感じるユニークな機能で、ピアノやギターをはじめとする全11種類の楽器を演奏できる。ガムランやカリンバといった、日本ではなじみの薄い民族楽器も用意されている。
基本的には画面に触れて演奏する楽器がほとんどだが、マラカスやハンドベルなどは本体を振って鳴らすこともできる。加えて、Touch Sessionの名が示す通り、疑似的な"セッション"を楽しんだり、演奏を録音したりできる。録音したオリジナルの音源は、着信音などに設定可能だ。各楽器の演奏は、タッチするだけなので、誰でも気軽に演奏を楽しめるだろう。