グラミー賞授賞式は賞レースの行方だけでなく、ビッグ・アーティストによるパフォーマンスも見どころの1つ。一昨年にはスティングが在籍した伝説のバンド、ザ・ポリスが再結成して全世界に衝撃を与えた。50回の節目を迎えた昨年も、アリシア・キーズとフランス・シナトラの「擬似共演」や、カニエ・ウエストとダフト・パンクの共演など、想定外のコラボレーションで会場を沸かせた。
今回の授賞式では、すでにリル・ウェイン、コールドプレイをはじめ5組のライブパフォーマンスが決定している。だが、さらなる大物アーティストの登場も十分予想できるだけに、授賞式ではどんなサプライズが起きるか、期待したいところ。
また、太鼓奏者の中村浩二が昨年、グラミー賞を受賞したのに続き、2年連続の日本人受賞者が出る可能性も。最優秀レゲエアルバム部門でノミネートされたスライ&ロビーの『AMAZING』には、青山テルマ feat.SoulJaの「そばにいるね」をカバーした「HURRY HOME(そばにいるね)」が収録されている。この曲の英語詞はSoulJaが手がけ、ラップにも参加しているとか。
現在、コーネリアスとして活動中の小山田圭吾は、自身がプロデュースした『Sensurround + B-Sides』で最優秀サラウンド・サウンドアルバム部門にノミネート。また、最優秀歌唱パフォーマンス部門にノミネートされたアルバム『A Child of Our Time』には、イギリスを拠点に世界で活躍する歌手・藤村実穂子が参加している。これら日本人アーティストがグラミー賞を獲得できるか、注目しておきたい。
今年の賞レースの"ウィナー"となるのは誰か、そしてライブパフォーマンスではどんなサプライズが飛び出すのか――。第51回グラミー賞授賞式の模様は、今年もWOWOWが独占生中継。日本時間2月9日(月)9:30より、会場のロサンゼルス・ステープルズ・センター内に開設された特設スタジオから、現地の臨場感たっぷりにお伝えする。(※リピート放送は夜10:00~字幕版で放送)