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ピカソとクレーを中心に、マティス、シャガール、マグリットなど23人の画家の作品から20世紀前半の美術史をたどる「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代」展が東京渋谷の・Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている。本展の出品作品は、すべてドイツ・デュッセルドルフのノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館所蔵のもので、今回、改修工事に伴って、日本での展覧会が実現。ヨーロッパ屈指の質の高いコレクションといわれる同美術館の珠玉の作品が一堂に会する。会期は3月22日まで。

パウル・クレー<<リズミカルな森のラクダ>>1920年 (c)Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen, Dusseldorf 音楽を愛したクレーの代表作の一つ。森の木々がまるで五線譜の上の音符のように見える

フランツ・マルク<<3匹の猫>>1913年(c)Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen, Dusseldorf 第一次世界大戦の前年に描かれた作品。フランツ・マルクはカンディンスキーとともにドイツ表現主義のグループ「青騎士」の中心となって活動した