前述の性能差の縮まりが顕著なのが、マンデルブロ図形の描画を試すMulti-Mediaだ。

Int(グラフ3)、Single Float(グラフ4)、Double Float(グラフ5)の何れも、Core i7にはかなわないものの、Core 2との性能差はかなり縮まっている事が判る。PhenomとPhenom IIの差は、グラフ1・2ほど大きくないあたりは、IPC向上やキャッシュ増量といった対策の効果にムラがある事を示していると言えよう。