10,000のギャグを持つFUJIWARAが1,000個のアイテムに挑む
当日の発表会では、まず本作のプロモーションビデオが上映され、ゲームの舞台となるアフィリア王国の親善大使として、志倉千代丸と桃井はるこがプロデュースするユニットで、本作のサポーターとなる「Afilia saga East」がステージに登場。引き続き本作のCMキャラクターとなるお笑いコンビのFUJIWARAが舞台に上がった。
CMへの出演は決まっているものの、ゲームの内容をまったく知らないというFUJIWARA。Afilia saga Eastの面々に説明を求めるものの答えることができず、ここでゲームの解説役として、5pb.の代表取締役の志倉千代丸氏がステージに「召喚」された。
「まずポスターを見ていただけるとわかるとおり、たくさんのアイテムがでてきます。1,000個くらいのアイテムが最初からゲームに入っているんですよ」と志倉氏。「芸人さんにとっては、ギャグがアイテムじゃないですか。FUJIWARAさんのギャグ10,000個にアイテム1,000個で対抗しているんですよ」と語り、「本当は10,000個以上揃えて、FUJIWARAさんよりも上だっていいたかったんですけど、DSの容量的には1,000個が限界だった」との裏話も披露された。
さらに志倉氏は、「ファンタジー要素のあるRPGは、ファンタジーの世界の主人公というのが多いが、それをやめて、現代の子どもがファンタジーの世界にいったら、という話になっています。現代の子どもなので、持っているのものが携帯電話とパソコンとゲーム機なんですよ。普通は剣だの盾だの槍だのがあるわけですが、そうじゃないというのもポイントです」とのことで、「それで悪い奴らをやっつけるかといえば、やっつけないんですよ。エンディングまでたくさんの敵が出てくるんですけど、敵は一匹も死なない。すごく平和な感じです。大事件が起こって決して平和ではないんですけどね」とゲームの概要を解説した。
「FUJIWARAさんには"ギャグ"というアイテムでプロモーションしてほしい」という志倉氏に対して、「わかりました。アイテム1個につき1つのギャグを作りましょう」と約束するFUJIWARA。実現の可能性は…… |
その後、さらにゲームに詳しい人ということで、野村プロデューサーを「召喚」。「このゲームは、アドベンチャーゲームとロールプレイングゲームの2つが合わさったようなゲームです」とゲームの詳細を解説した。「オリジナルの魔法文字をDSのタッチペンで書いて、魔法の発動をしたり、アイテムを作り出したりするのが特徴的なシステムです」と語る野村プロデューサーによると、アイテムには回復薬のポーションや武器、鎧や盾といった、RPGでは一般的なアイテムももちろんあるが、基本的に殺さないゲームなので、武器などはあまりないとのこと。その代わりに、石ころや食べ物、さらには「超電磁スピナー」というアイテムまでもが用意されているらしい。なお、食べ物には、Afilia saga Eastが働くカフェ「王立アフィリア魔法学院」のメニューも含まれているとのことだ。
開発者ならではの苦労話として、「アイテム1,000個を考えて名前をつけるのが大変だった」と語る野村プロデューサー。さらにそのアイテムの説明も考えなければならなかったので、「後半はもうどうでもいいか、みたいに若干なってしまいました(笑)」。さらなる苦労として「社長をつかまえるのが大変でした。社長との打ち合わせだけができなくて、スケジュールがドンドン延びてしまった……」と野村プロデューサーが語ると、志倉氏は、「スケジュールが延びるのは自分のせいじゃない」としながらも、「僕の"妄想"からはじまったプロジェクトなので、できあがったものが自分のイメージと違うと、どうしても変えたくなってしまう。そういうところで開発のロスは発生しているかも」。
志倉氏、野村プロデューサー、Afilia saga Eastが退場した後は、FUJIWARAによる一発ギャグコーナーとなり、Asimoなどのおなじみのギャグに加えて、「アイテムゲッター」をテーマにしたギャグが即興で披露された。いつのまにかFUJIWARAのミニライブとなった今回の発表会。ゲームの発売はもちろん、FUJIWARAが出演するCMのできばえにも注目しておきたい。
ゲームタイトル | アイテムゲッター ~僕らの科学と魔法の関係~ |
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対応機種 | ニンテンドーDS |
ジャンル | 魔法科学アドベンチャーRPG |
発売予定日 | 2009年4月 |
価格 | 未定 |
審査予定 |
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