「ぐうたら主婦でごめんあそばせ」の著者・江口陽子氏

家事や子育てに追われている主婦は、夫からのクリスマスプレゼントにあまり期待していないはず。だからこそ、クリスマスはサプライズを提供する絶好のチャンスなのだ。家事にまるで無関心のない夫が、生活に役立つ「優秀家電」をプレゼントしてくれたとしたら、喜びもひとしおというものである。12月といえばボーナスシーズン。軍資金を手に、夫としての株をアップさせてみてはどうだろう。(価格は12月1日時点、マイコミジャーナル価格情報調べ。なお、「MiSTY」は希望小売価格)

主婦代表の江口陽子オススメ! クリスマスに欲しい家電はコレ!

1.東京ガスが販売する「MiSTY」(大阪ガス他、全国ガス会社は別名称)
価格は18万7,950円から25万9,350円(工事費は別途)

2.東芝「REGZA 42ZV500」
平均価格は17万1,400円

3.パナソニック「3つ星 ビストロ NE-R3000」
平均価格は10万9,560円

1.水破砕技術を応用したマイクロミスト機能が特徴のサウナ。家事に日々追われる主婦にとって、お家で”サウナ”に入ることができるのは、この上ない幸せなのだ。肌の保湿などの美容面の効果も期待できるので、奥さんの機嫌上昇にも役立つかも。
2.周りにいる主婦仲間のあいだで人気の高かった家電は、画面が大きい40型以上の液晶テレビ。20万円以内で買えるところでは、視聴環境に応じて画質を自動調整された「おまかせドンピシャ高画質」が楽しめる「REGZA 42ZV500」がおすすめ。
3.調理時間を短縮できる「合わせ技セット」機能付きのスチームオーブンレンジ。上段グリルでは”光”で焼き物などを調理し、下段では同時に”マイクロ波”で煮物などができるので、忙しい主婦なら涙モノの逸品なのだ。ここは気前良くプレゼントして奥さんを泣かせてみよう。

4.パナソニック
「毛穴エステ EH2436」
平均価格は1万9,090円

5.タニタ「BC-528-SV」
平均価格は1万2,910円

6.タカラトミー
「シュガーバニーズ チョコファウンテン」
平均価格は4,330円
(c) 2004,2008 SANRIO CO.,LTD.TOKYO,JAPAN(L)

4.超音波で、頬と鼻の毛穴を引き締める効果が期待できるハンディータイプの超音波美容器具。さらに+αの隠し玉アイテムとして、寝ながらエステができる「ナイトスチーマー ナノケア EH-SA40」も贈ってみてはどうだろう。ラクして綺麗になれるグッズを目の前にすれば、普段は言わない「ありがとう」を100回位言ってくれるかも。
5.クリア感のあるスタイリッシュなデザインの体組成体重計。普通の体組成体重計は、デザインがいまいちだな……と感じている主婦も多いはず。これなら、体重増加の傾向があったとしても、めげずに毎日使ってみたくなるかもしれない。
6.泉のように湧き出すチョコレートに、フルーツなどをつけて食べるチョコファウンテン。親子で遊びながら食育ができる「クッキングトイ」が、主婦の間でちょっとしたブームになっている。母親としては、子どもにとってプラスになるような贈り物も、嬉しかったりする。

江口陽子のイチオシ家電!! パナソニック リチウムビビ・RX-10S

今回紹介した家電の中でも特にイチオシの家電は、パナソニックのリチウムビビ・RX-10S 電動アシスト自転車。平坦な道はもとより、坂道道でも自転車の運転がラクにできる。軽くペダルをこぐだけで、どんどん進むので運転していて気分がいい自転車だ。

パナソニック リチウムビビ・RX-10S 平均価格は12万6,300円

贈るときのポイントは、プレゼントをただ渡すのではなく"メッセージ"を込めるということだ。例えば、主婦にとって家事はできて当たり前とされているが、その大変さは意外と理解されていない。買い物に行くにしても、自転車の幼児用座席に上の子どもを乗せて、背中には小さい子どもをおんぶするだけでも、結構な重さになってしまうのだ。ペダルを漕ぎ出すときには、ものすごく大きな力で踏み込まないと前に進まないのである。

「買い物に行くにも、自転車をこぐのって意外と大変でしょう」

「僕はあなたを見ている」

というニュアンスがプレゼントに込められていたとしたら、きっと女性は喜ぶだろう。とにかく、奥さんは問題を解決して欲しいのではなく、子育てで大変な自分をわかって欲しいだけなのだ。

RX-10Sをおすすめした理由は、回生充電機能が搭載されているからだ。これは下り坂や平地でのブレーキング時に、モータが発電し電気をバッテリーに充電するシステム。これによって、走行距離が大きく伸びて長距離走行が可能になるのだ。

回生機能付きモーター

実は、電動アシスト自転車のバッテリーって意外と重い。買い物から帰って、牛乳やジャガイモなどが入っている重たい買い物袋を持ったまま、電動自転車のバッテリーも持って、さらには子どもがチョロチョロと走り回るのを抑えながら家の中に入っていく。これが意外と重労働なのだ。

「君がとても大変な思いをしているのは、わかっている」

などと、わざわざ言う必要はない。言葉がないほうが、意外と気持ちは伝わるものだ。プレゼントは、込められたメッセージ次第で価値がさらに上昇するもの。買い物のたびに夫を思い出して、感謝の気持ちが湧き出ているかもしれない。