マリカはベジフルビューティーセルフアドバイザーなんです
――最近、高校の修学旅行で沖縄に行かれたそうですね。移住したいほど良かったとか?
福永「本当にすっごく楽しくて。私、小さい頃しか飛行機に乗った記憶がないんです……。だから空の旅が新鮮だったのと、その一週間前まで中間テストで、ひたすら自分を追い込んで机に向かって勉強していた毎日からの開放感が素晴らしくて! 離島をサイクリングしたりとか、自然に触れて楽しかったです。あと、方言を間近で聞いたり、沖縄の料理を実際につくったり、今までそんな経験がなかったので『沖縄に住みたい!』と思いました」
――福永さんは普段どんな息抜きをしているのですか?
福永「姉や友だちとカラオケ行ったりするのがいちばんの息抜きです。あとはスーパーで野菜を見ている和みますね」
――ベジフルビューティーセルフアドバイザーという資格を持っているんですよね? それは、どんな資格なのですか?
福永「野菜と果物の効果を美容に活かすっていう資格なんですけど。例えば、美白にリコピンが良くて、リコピンはトマトとかの赤い野菜に含まれているとか。筆記試験も5教科あるんですよ!」
――脚本もベジフルビューティーセルフアドバイザーも最年少で挑戦されてますよね?
福永「狙ったわけではないんですけど。今は野菜のソムリエを目指してます! これは最年少ではないんですけど(笑)。野菜のちゃんとした知識を得たいんです。あとは、英語が好きなので英検の2級をとりたいですね」
――福永さんは、資格を獲得するとか、学ぶのが好きなのですか?
福永「ひとつのことに集中してしまうタイプなので、それを極めたいと思っちゃうんです。さらにその知識を人に分けるのが好きなタイプなんです(笑)」
――野菜のソムリエになりたいと思ったきっかけはなんなんでしょうか?
福永「モデルの仕事を中学の頃からやっているのですが、もともと肌が強くて肌荒れしないので、美容のページをやらせていただく機会が多かったんです。いつも肌のコンディション良くいたいと思って、いろいろ試したんですけど、その中でいちばんの原点は食べることだと思ったのがきっかけですね」
――周りのお友達からも美容の相談とかされたりするのですか?
福永「『肌荒れちゃったりけど、どうしたらいい?』とか聞かれて、カウンセリングが始まっちゃったり(笑)。修学旅行の時も、『足がむくんでいるのをとりたい』とか相談されました。夜、一緒にヨガをしました(笑)」
――そんな福永さんですが、今後、挑戦したいことや、何か夢はありますか?
福永「映画を観るのがすごく好きなので、映画の独特の雰囲気を創れる、その人がいるだけで映画の雰囲気がガラッと変わってしまうような女優になりたいと強く思っています」
自分の主演するドラマの脚本を自分で執筆するという、既存の女優とはまったく違う次元のトライをしている福永。「物事を集中して極めたいと思うタイプ」という彼女は、『東京少女 福永マリカ』で素晴らしい物語をつづり、魅力的な姿を見せてくれるに違いない。
インタビュー撮影:岩松喜平