テキストリンクの使い方と設定

操作は非常にわかりやすい。リンクが貼られていないURI文字列でも、ダブルクリックするだけで、そのWebページに移動する。さてこれだけであるが、カスタマイズ機能も用意されているので、そのあたりも含めて解説をしよう。 [ツール]→[アドオン]から[機能拡張]タブで、テキストリンクの[設定]をクリックする(図4)。

図4 テキストリンクの設定画面へ

すると、テキストリンクの設定画面となる。まずは、[全般]タブから見ていこう(図5)。

図5 [全般]タブ

ここでは、URI文字列への操作やその後のFirefoxの挙動を設定することができる。まず、URI文字列の操作であるが、

  • ダブルクリック
  • CTRL+ダブルクリック
  • CTRL+SHIFT+ダブルクリック
  • ALT+ダブルクリック
  • ALT+SHIFT+ダブルクリック
  • SHIFT+ダブルクリック
  • 何も検知しない

から選択が可能である。そして、その後のFirefoxの動作では、

  • URI文字列を選択する(その後、コピーなりをすることが可能)
  • 新しいウィンドウで開く
  • 新しいタブで開く
  • リファラを通知しない
  • 何もしない

などの細かい設定が可能である。これらを全部で5種類登録できる。 さらに、[詳細]タブを見ていこう(図6)。

図6 [詳細]タブ

ここでは、URI文字列の検出方法などを設定できる。まず、URI文字列として認識する文字列であるが、「http」や「https」などに加え、好みの文字列を追加できる。次の補完ルールであるが、「2ちゃんねる」などで、

ttp://www.***.co.jp/

といった記述を目にする機会がある。どのような目的でこのようにしているかは、諸説あるのだが、最初に述べた作業に、先頭に「h」を入力するという作業が伴う。もっと面倒になるわけだ。テキストリンクでは、このような記述があった場合に、自動的にURI文字の補完を行うという便利な機能がある。そのルールをここで指定する。

そして、[全角英数文字も解釈する]であるが、これは非常に単純な機能であるがありがたい。要は、Webページに全角で記述されたURIもリンク先に移動可能となるのである。具体的には、http://journal.mycom.co.jp/のような文字列でも可能になる。さらに、「http://journal.<em>mycom</em>.co.jp/」のように、複数のテキストノードに分割されたURI文字列でも、利用できる。テキストリンクは、基本的にWebページの内容を変更しない。見た目にもそのまま利用できる点もありがたいものだ。テキストリンクをインストール後、このページにあるリンクされていないURI文字列や全角のURI文字列をダブルクリックしてみていただきたい。