――『カオス;ヘッド』以外にも今期は多数のアニメに出演されてますね
喜多村「本当に機会に恵まれまして。でも10月スタートのアニメはすでに録り終わっているのもあって、自分でも何本のアニメに出ているかわかってなかったり」
――売れっ子ですよね
喜多村「え~と、多分、ネタ要員です」
――いやいや、重要な役ばかりじゃないですか。『ケメコデラックス!』の小林三平太だって、ケメコ(エムエム)と同様の主役キャラクターですし。
喜多村「男の子の役は、自分としては楽にできるんです。如何せん、私はガサツな人生を送ってきているので……だから、逆に梨深を理解することはできても体がついていかないんですよね。そこでいつも葛藤しています」
――イベントなどでは周りの出演者を引っ張る進行役、というイメージもありますけど、実際はどうなんでしょう?
喜多村「ぶっちゃけると、人見知りなんですよ(笑)。なんか、イベントとかで棒立ちしていると居た堪れなくなっちゃって、もう帰りたいとか思っちゃうんです。だから、ワーってやっている間は記憶が飛んでいるんで、イベントではそう見えるのかもしれません」
――で、家に帰って体育座りをすると
喜多村「そう、なんであのとき、あんなに弾けちゃったんだろうとか(笑)」
――いま、スケジュールもかなりハードだと思います。プライベートでは、気分転換にどんなことをしています?
喜多村「気分転換……したいですねぇ。いままでは絵を描くことが気分転換だったんですけれど、知らないうちに執筆活動も始まっていてですね、絵のほかにコラムを書いてたりしているので、半分仕事になっちゃってたり。……そうですね、ゲームがしたいですね」
――どんなジャンル?
喜多村「できればイベントシーンありきのRPG、もしくはシミュレーションかな。デザート気分を味わいたいなら落ちゲーや音ゲー、積みゲーですかね。でも仕事が好きですから、ゲームをやってる暇があったら台本チェックしなきゃとか、時間を逆算していってる生活ですとなかなかゲームができなくなるんですよね」
――それではゲームにお話が戻ったところで、読者に向けてメッセージをお願いします
喜多村「『カオス;ヘッド』はPCゲームから始まり、妄想電波なラジオをやった経験もあり、さらに満を持してアニメ化となりました。アニメのほうでも、いままで以上に動く梨深たちを堪能していただきたいです。12月3日にはドラマCDも発売されますし、2009年2月26日にはXbox 360版のゲームが出ます。こちらは追加シナリオもあり、PCゲーム版をプレイした方も、そうでない方も楽しめる内容となっております。妄想トリガーを引いてデッドエンドになったPCゲームとは違い、Xbox 360版は各キャラたちと"あんな展開"になれる可能性もあるという素敵なシステムも入っています。梨深エンドというものもあるらしく、そこで流れるテーマソングを私、喜多村英梨が担当することになっているので楽しみにしてくださいね」
――ありがとうございました
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