デプロイメントラボでは、ダイナミックコンテンツにおける検索エンジンサポートとFlash Media Server 3.5が取り上げられた。
イベントを伴うダイナミックコンテンツで正確な検索インデックスを作成するのは難しい。そこでAdobeとGoogleは、バーチャルユーザーを使ったソリューションを開発した。Google側はバーチャルユーザーをクローラーに組み込み、Adobe側はバーチャルユーザーのコマンドに応える特別なFlash Playerを用意する。Flashコンテンツを見つけたクローラーは、バーチャルユーザーとしてボタンを押すなどのイベントを実行した上で、Flashコンテンツを調べてインデックスを作成する。
Flash Media Server 3.5は、ユーザーの帯域幅の変化に対応し、再生中に最適なビットレートへスムースに切り替わるダイナミックストリーミングをサポートする。その効率性はSreamFlashHD.comで体験可能だ。
エージェントBとエージェントFの任務が終了した後、"Mr. Max" Ted Patrickが登壇した。同氏によると、現在423のAdobeユーザーグループが存在する。これらは世界中に広がり、月2回程度のペースでミーティングが行われている。それでもユーザーグループやグループイベントを見つけられない、新しいユーザーグループを始めたいが、その方法がわからないというような声が根強く寄せられているという。そこで"ステータスクオー打破"をテーマとした基調講演の最後に、ユーザーグループの活動を支援するAdobe Groupsのローンチを発表した。2009年の第1四半期から、英語以外の言語へのローカライズも始まるそうだ。