TV & Audio-テレビ&オーディオ

続いて「テレビ&オーディオ」。大手メーカー、有名デザイナーは、さすがの完成度を、若手デザイナーは、大いなる可能性を感じさせてくれた。

「立て掛けREGZA」
会場内の「REGZA BAR」に展示されていた逸品。壁掛け設置が容易にできない日本の住居の事情を考慮した壁立て掛け方式のテレビ。プロトタイプ

「REGZA」
画面に映し出されているグラフィックは、アイスランドのグラフィック・アーティスト、カトリン・オリーナのデザイン

以上、東芝

「i24R3」
iPod、iPhone 3Gなどと連動したオーディオシステム。イギリス人デザイナー、マイケル・ヤングのデザイン。マイケル・ヤングは、100% Design Tokyoのクリエイティブ・ディレクターを務める

「i24R2」
LED照明が点灯するなど、iPod、iPhone 3Gなどと連動した音楽以外の楽しみも

以上、EOps

ここからは、プロトタイプをご紹介。

「TUBE-1」
ボディはナラの無垢材、アンプは真空管、操作系はボディに象嵌されたタッチパネル、そしてコルビュジエの建築のピロティを思わせるレッグの構造。シンプルなフォルムの中にオーセンティックなセンス、クオリティを感じる

以上、SUPERCENT

「Sakebottle Speaker」
音の響きの良さからガラスに注目。そして環境問題、リサイクルの観点から、日本酒のボトルを用いてスピーカーを制作した。プロトタイプ

以上、Sante Kim

SHOP EXHIBITION-街中のエキシビション

会場を飛び出して、ソニーや日本ビクターなどが展開した街中のエキシビション会場を回ってみた。エコロジーをテーマに、「sound garden」をコンセプトに掲げた日本ビクターのスピーカーに注目。

「komorebi」
一体型のサラウンドスピーカー。木洩れ日をイメージさせるやさしいデザインを採用

「kirikabu」
植物に音楽を聴かせるとより成長するといわれることからイメージ。盆栽や花などを上部に設置された鉢に飾ることができる。連結も可能

以上、日本ビクター

家電のように成熟していると思われるカテゴリーにおいても、コンセプト、素材の選び方などに、新しさを感じることができるイベントだった。今回展示されていたプロトタイプは、今後市販化に向けて、コストの面などでクリアしていかなければならない点は多いと思うが、ぜひ実現していただきたいと思う。以前より一般の方に浸透してきた100% Design Tokyoがビジネストレードショーとしてさらなる発展をしていくこと、そして東京以外にもこのようなムーブメントが広がっていくことを願っている。