11月3日、埼玉県・狭山市の航空自衛隊入間基地で「航空祭」が開催された。今回は、第40回を迎え、23万人(基地発表)の航空ファンらが集結した「航空自衛隊入間基地創立50周年『入間航空祭』」の様子を写真と動画を織り交ぜながら、レポートする。

この日、東京地方の天気は曇り。朝8時の時点で気温14度。都心から西武鉄道池袋線に乗り稲荷山公園駅を目指した。電車が埼玉県に入り所沢駅を過ぎたころ、電車の中にはフライトジャケットスタイルの親子づれや、仲間たちでいっぱい! 皆、「航空自衛隊入間基地創立50周年『入間航空祭』」に向かっている人たちだ。

入間基地は、"航空自衛隊の"航空機保有基地で、18部隊、約4,300人の隊員が働く航空自衛隊最大級の基地。あの"月9"ドラマ「CHANGE」(フジテレビ系)では、総理大臣役の木村拓哉がヘリコプターに乗り込むシーンが撮影されたロケ地にもなった。

入間航空祭の目玉はなんといってもブルーインパルスの曲技飛行。観衆の最前列グループは開門と同時に場所取りしている人たち。あの列に入り込むことは到底無理。エプロンは混み込みの観客席と化し、真っ直ぐ歩けない状態に

入間航空祭は、入間基地の恒例行事で、第1回の1962年開催から今までに3回の中止はあったが、今回で40回目。また今年は入間基地創立50周年という節目の年のイベントとなり大盛況となった。主なプログラムは、YS-11FC飛行点検隊やT-4飛行隊、ブルーインパルスなどのアグレッシブな飛行を披露する「飛行展示」、ミス航空祭や映画「空へ─救いの翼─」出演者トークショーなども「催し物」、空自のほか海自・陸自などの"ゲスト機"も含めた「地上展示」の3つに大別される。

飛行機も集まれば人も集まる。この日の動員数はなんと23万人! 関東近県からのバスツアー客も大勢詰めかけ、周辺道路はバスなどで大渋滞。駅は臨時改札を設けても大混乱という盛り上がりを見せた

ではまず地上展示から見て行こう。