さて、設定は、サーバー名(別にサーバーではなく、ネットワーク機器ならなんでもよい。わかりやすい名前を入れよう)、IPアドレスを入力していく。そして、画面中央にある[LEDシステムを使用]にチェックを入れよう。これで、リアルタイムに疎通を確認することができる。更新間隔やタイムアウト時間は、デフォルトでとりあえず問題ないであろう。ネットワークの状況や監視体制によって、適切に設定してほしい。以上の設定を終えたら、[OK]をクリックする。Server Pingガジェットには、指定したネットワーク機器との疎通が表示される。正しく、ネットワーク接続されている状態は図8のようになる。

図8 すべてが正しく接続されている

もし、ネットワーク接続が正しくできない場合は、図9のように赤く表示される。

図9 DNS ServerとFTP Serverで接続に障害がある場合

ネットワークの疎通の確認であるが、Server PingガジェットをインストールしたPCから、pingコマンドを発行している。pingコマンドは指定されたIPアドレスにecho requestパケットを送信する。受け取った側はecho responseを送信元に送る。このときの時間やパケットの完全性をチェックすることで、PCと送信先とのネットワークの状態を確認することができるという仕組みである。

もちろん、相手がサーバーの場合、様々な原因でネットワークが使えないということもありえる。しかし、サーバーやルータでネットワークが使用不能ということは、本来の機能も使えないことに等しいだろう。ネットワークの疎通を確認するだけでも、十分意味はあるのだ。