10月13日、新木場STUDIO COASTにて、豪華ゲームミュージック・アーティストが大集結する夢の祭典「EXTRA - HYPER GAME MUSIC EVENT 2008」が開催された。会場にはゲームミュージックをこよなく愛するファン、およそ2,000人が集まり、約4時間30分にも渡るビッグイベントを堪能した。
「EXTRA」は、「ゲームミュージック・アーティストを招き、ゲームミュージックをみんなで聴いて楽しもう!」をコンセプトにした大型ゲームミュージック・イベントで、DJと生バンドライブを織り交ぜた、かつてない夢の競演に沸いた昨年に続いて、今回が2回目の開催となった。それでは、イベントの模様をダイジェストでお伝えしよう。
トリオ・ザ・DS-10 (佐野信義×光田康典×岡宮道生 from THE BLACK MAGES) featuring only KORG DS-10
トップバッターを飾ったのは、佐野信義、光田康典、岡宮道生の3人で構成された新ユニット「トリオ・ザ・DS-10」。ニンテンドーDS専用ソフト『KORG DS-10』を使い、ニンテンドーDSを1人2台、計6台での演奏が敢行された。『ファイナルファンタジーII』や『クロノトリガー』『リッジレーサー』といったメンバーが手掛けたゲームの楽曲が奏でられ、DSが音源とは思えない迫力のあるゲームサウンドに会場は大歓声。「DS-10のスゴさを自慢したい」という当初の目的は十分に達成されたのではないだろうか。
BETTA FLASH
続いて登場したのがBETTA FLASH。昨年に引き続いてのDJステージでのライブとなった。まず最初にTAMAYOが登場し、SEGAプロジェクトSTGのイメージソング「鳳舞(feng wu)」などを演奏。ボーカルのCyuaが登場するとステージは一気に華やかとなって、TVアニメ『ナイトウィザード』のテーマやBETTA FLASHのオリジナル曲などを披露した。
古代祐三×日比野則彦
ライブステージにピアノや弦楽器など登場し、ちょっとしたオーケストラ風のセットの中、日比野則彦の指揮によって奏でられたのが『世界樹の迷宮』のメドレー。さらに『世界樹の迷宮II』『アクトレイザー』といった古代ワールドが繰り広げられ、会場は幻想的な楽曲にしばし酔いしれた。その後、日比野則彦のサックスによって、TVアニメ『ブラスレイター』やゲーム『カルドセプト』のテーマが演奏されるなど、まさに聴き応え満点のステージとなった。
細江慎治
休憩を挟んでDJステージに登場したのが細江慎治。『ダライアス』や『クレイジクライマー』『妖怪道中記』『サンダーセプター』などの楽曲を、これでもかといわんばかりに詰め込んだ超絶メドレーに、聴いたことのある曲、ない曲、知っている曲、しらない曲に関わらず、2,000人の観衆は最初から最後まで大盛り上がり。ゲームサウンドの勢いを感じさせるステージが繰り広げられた。