Windows Vistaの新機能エクスペリエンス

Windows Vistaの新機能の1つに「エクスペリエンスインデックス」がある。これは、性能面から見たPCの快適さを表す指標である。5.9点を満点とし、この値に近いほど、性能的に快適であることを示すことになる(逆に最低値は1点である)。勘違いされがちなのが、ベンチマークとの混同である。実際の評価の方法については公開されていないが、CPU、メモリ、グラフィックス、ハードディスクの個々のインデックスを測定しサブスコアを算出する。

そして、サブスコアを元に基本スコアという総合的なインデックスが示されるのだが、たいていの場合では、最も低いサブスコアのインデックスとなる。つまり、快適にPCを利用する際に、どのデバイスがボトルネックになっているかを判断することができる仕組みになっている。一般的にいわれることであるが、基本スコアが3.0以上が、Windows Vistaを動作させることができる最低ラインである。

エクスペリエンスは、通常、Vistaインストール時に測定される。ハードウェアの構成などを変更した場合には、[コントロールパネル]→[システムとメンテナンス]→[お使いのコンピュータのWindowsエクスぺリエンスインデックス基本スコアを確認]で、表示、再測定を行うことができる。

図1 エクスペリエンスインデックス

さて、ベンチマークではないが、やはりどのくらいのインデックスかは、PCユーザーならば気になるところである。また、新たにPCを購入したり、パーツを交換(特にグラフィックスカードなどは参考になるだろう)する際には、エクスペリエンスが参考になるであろう。そんな情報をガジェットで表示するのが、「みんなのパソコンガジェット」である。