Yahoo! JAPANが目指すもの
井上氏は、これからの日本にとって「インターネットに、"日本から世界へ"という流れを作って」いくことが重要だという。ブロードバンドや携帯電話が広く普及し、テレビ・カーナビ等のハードウェアにも強みがあることなどから、「日本がこの先のインターネットを牽引していく環境条件はそろっている。」
同社ではYahoo! Everywhere構想と同様に「オープン化」を標榜し、各種サービスや広告配信プラットフォームソリューションを他社へ提供。最近ではウィルコムやソネットエンタテインメント、また第一興商などネット以外の業種とも連携を進めている。
同社がビジョンとして掲げる「LIFE ENGINE」では、人々の生活や人生を前向きに推進していく役割を担っていくことを目指している。この日紹介された内容もその一環として進めていくが、井上氏はそれを「自分たちだけでは実現できないと十分に理解している」としたうえで、「さまざまな企業と協力し、試行錯誤しながら、より便利な生活や新たなビジネス市場を作っていきたい」と述べた。