もとは日本の「日米富士自転車」という会社がルーツにあるブランド、FUJI(フジ)。ある一定の年齢以上の方は、FUJIの自転車を記憶しているのではないだろうか。現在FUJIのブランドはヨーロッパ、アメリカでも高い評価を得ていて、フィラデルフィアのAdvanced Sports, Inc.に引き継がれている。そんなFUJIの2009年モデルをいくつか紹介しよう。

世界屈指のビッグブランドとなったFUJI。レースモデルは圧倒的な走行性能で、街乗りモデルは個性的なデザインセンスで注目を集める。特にトラックバイとクロスバイクはファッション誌に多く掲載され、既存の自転車の枠組を超えたブランドとなっている。

SL-1

富士スバルラインで開催される人気のヒルクライムイベント、「Mt.FUJI ヒルクライム」。その2008年大会で優勝した海外からの参加者が乗っていたことでスポットライトを浴びたのが、カーボンモノコックフレームのSL-1(945,000円)だ。2009年シーズンからは、国内の選手にも供給される予定だという。シマノ デュラエース仕様とSRAM RED仕様の完成車が、同一価格で用意される。

カーボンモノコックフレームのSL-1

LEAGUE

2008年モデルではOBEYとのコラボレーションモデルを発表し、サイクリストだけでなくアパレル方面まで賑わしたFUJIのトラックバイク(固定ギア)。2009年モデルでは、ブラックとレッドという渋い配色のLEAGUE(リーグ、141,750円)が登場。日本仕様は前後にブレーキ(車体とカラーコーディネートされたレッドアルマイト仕様)が装着される。

固定ギアのトラックバイク。LEAGUE。日本仕様は前後のブレーキがつく

※価格はすべて希望小売価格、税込。