毎年9月から10月にかけて、自転車ショップの店長さんたちは大忙し。なぜなら、各社が一斉にショップおよびプレス向けのニューモデル発表会を行うからだ。しかし、来シーズンの注目モデルに関する情報が具体的になってきて、期待が膨らむ季節でもある。今回は、アキボウが取り扱うDAHONとFUJI、そしてエヌビーエスが取り扱うイタリアの名門ブランドCOLNAGOの2009年モデルの中から、いくつかピックアップして紹介しよう。

イタリアのCOLNAGO(コルナゴ)は、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリア、ロード世界選手権など数多くのレースで勝利を手にしてきた名門ブランド。プロ選手からのフィードバックを活かした開発によって、ホビーレーサーにも最高のフレームを提供してくれる。

CX-1

コルナゴが満を持して投入する、新型カーボンモノコックフレームのCX-1(フレームセット、399,000円)。プロ選手によってテストが重ねられており、すでにメジャーなレースで実戦投入済みだ。フレームやリアセクションだけでなく、専用のヘッドセットやフロントフォークなども新開発。モノコックならではの高い剛性、コルナゴらしい安定感が期待できる。フレーム単体重量はカタログには記載されないが、資料によれば1,000g。これより軽く作ることは容易なはずだが、ただ単に軽くするのではなく、レースに必要な剛性や信頼性を考えたフレームづくりを行うのも、コルナゴならではといったところ。フレーム単体のほか、シマノやカンパニョーロのコンポーネントやホイール等が選択できる「コンポーネントチョイスシステム」から仕様を選択可能だ(写真はフレーム単体から組み上げたサンプル)。

コルナゴが2009年モデルとして投入するCX-1

※価格はすべて希望小売価格、税込