中間車の2号車は座席定員36名で、1号車寄りに大型テレビモニタを備えたイベントスペースが用意されている。「リゾートみのり」の運行時は、鳴子温泉の女将が乗車して沿線の情報提供をしたり、新庄民話の会による最上地域の民話を紹介するなど催しが企画されているという。また、テレビモニタでは観光情報ビデオが随時放映される予定だ。
座席はリクライニングシートで、背もたれを倒すと座面後部も沈み、安定した掛け心地になる。シート地は紅葉の他、沿線の景勝地である鳴子峡をプリントした。シートピッチは1,200mmで新幹線グリーン車の1,160mmより広い。肘掛け部分は手触りを重視して木製となっており、4人の向かい合わせ状態にした場合に使用できるミニテーブルが格納されている。窓は眺望に配慮した大型で、湯けむりの結晶をデザインしたロールスクリーンを取り付けた。
JR東日本は「リゾートみのり」を10月1日から12月末までの毎日運転する(ただし、12月15日~20日をのぞく)。運行時刻は下りが小牛田駅10:06発、新庄駅に12:28着。上りは新庄駅14:57発、小牛田駅17:21着。土曜、日曜、祝日は仙台 - 小牛田間を延長運転する。全車禁煙指定席で、乗車券の他に指定席券510円(こども250円)が必要となる。