続いて、カノープス マーケティングコミュニケーション部 課長 小笠原正彦氏が、9月末に発売予定のビデオ編集システム「HDSTORM」の新製品を紹介した。
「HDSTORM」は、HD編集対応、インタフェースの強化、快適な映像編集の実現が開発コンセプト。HD編集では、入力した映像のハードウェア変換に対応したコーデック「ハードウェア Canopus HQ Codec」を搭載。インタフェースでは、HMDI入力/出力を採用。上位モデル「HDSTORM PLUS」ではPC前面の5インチベイを使用するコンポーネントユニットを同梱している。このユニットは、HD/SDコンポーネント、Sビデオ、コンポジットに対応している。映像編集では「EDIUS Pro 5」を同梱。Blu-rayにも対応した。
「HDSTORM」を紹介するカノープス マーケティングコミュニケーション部 課長 小笠原正彦氏 |
上位モデルの「HDSTORM PLUS」。スタンダードモデル「HDSTORM」はコンポーネントユニットが付いていない |
「HDSTORM」のワークフローは、まずHDMI入力などから入力映像をCanopus HQ Codec形式でキャプチャー。キャプチャーを実行しながら、HDMI出力に接続したテレビなどで取り込んだ映像を確認できる。キャプチャーした映像を「EDIUS Pro 5」で編集。HDMIで接続したテレビでプレビューすることで最終画質を確認。完成した素材をDVD/Ble-rayに書き出す。
動作環境は、CPUがPentium 4 3GHz以上、スロットはPCI Express x1が1つ必要、メモリは1GB(2GBが推奨)、HDDはキャプチャー用にSATA 3Gb/s(7,200rpm)以上、グラフィックは1024×768ドット32bit以上の解像度を持ちDirect 3D 9.0c以降/Pixel Shader Model 3.0以上(HD編集時はビデオメモリ256MB、SD編集時は128MB以上を推奨)。対応OSはWindows Vista(32bit)(Home Basic/Home Premium/Business/Ultimate)/XP SP3(Home Edition/Professional)。価格は「HDSTORM」が12万8,000円前後、「HDSTORM PLUS」が14万8,000円前後。発売開始時のキャンペーン価格は「HDSTORM」が10万円前後、「HDSTORM PLUS」が13万5,000円前後になる予定だ。
また、IBC 2008で発表された「FIRECODER Intra」は、10月中旬発売予定で価格は79万円。