2008年4月に放送が開始したTVアニメ『ネオ アンジェリーク Abyss』、そして第2期の『ネオ アンジェリーク Abyss -Second Age-』。大きな盛り上がりを見せた本作もまもなく最終回を迎える。そこで、今回は最終回のアフレコ終了後に行われた声優陣へのインタビューの様子をお伝えしよう。

今回行われたアフレコ後のインタビューには、アンジェリーク役の遠藤綾をはじめ、レイン役の高橋広樹、ニクス役の大川透、ジェイド役の小野坂昌也、ヒュウガ役の小野大輔、ルネ役の山口勝平、ベルナール役の平川大輔、マティアス役の楠大典、エレンフリート役の入野自由、ジェット役の中村悠一、ロシュ役の木村良平、ディオン役の中村俊洋、さらに片貝慎監督といった、総勢13人が参加。最終話アフレコ後の率直な感想から、アフレコ中のエピソード、さらには9月20、21日に行われるオンリーイベントに向けた意気込みなどが語られた。

最終話のアフレコを終えての率直な感想

遠藤綾「半年間だったんですけど、それよりも長くやっていたような気がします。ゲームでは声は入れていないのですが、ゲームのときから自分も参加していたような気持ちになるくらい、長くやらせていただいた感じがします。これからもっと続いていくことを願ってます。楽しかったです」
高橋広樹「ゲームの最初のときからやらせていただいているんですけど、それぞれの作品、たとえばゲームだったり、CDドラマだったり、イベントだったりは、やれば必ず区切りがあったんですが、今回の区切りは正直いって切ないですね。楽しい仲間たちと作ってきたものが今日で終わるんだなという気持ちが、ネオアンジェリークの各々の作品の中でも今日が一番強いです。ただ、ストーリー自体は、僕の大好きな終わり方だったので、とてもうれしく感じられました」
大川透「26話の中に本当にいろんな要素が詰め込まれていて、盛りだくさんの内容だったと思うんですけれど、終わってみると何かやり残したような感じがしますね。でも最終回を終えても(イベントなどもあるので)ニクスとまだこれで別れなくてもすむという、それがとってもうれしいなあと、まだまだ永遠に演じられればいいなと思っております」
小野坂昌也「最後の終わり方が、本当に素晴らしかったですね。今後も続けばいいなという感じのEDだったので、またED後のエピソードなどがあれば素敵だなと思っています」
小野大輔「ゲームのときから大切に育ててきた作品が、こうやってアニメになって、さらに世界が広がって……。何か一緒に成長している感じがして、とてもうれしいです。アニメは最終回ですが、これからまた『ネオ アンジェリーク』の世界が広がっていくんじゃないかな、という希望が持てるようなエンディングになっていたのでとてもうれしいです」
山口勝平「こんなに始まる前と最終回の今日で、作品のイメージは変わりませんけれど、(アフレコ現場が楽しくて)いろいろなイメージが変わった作品も珍しいと思いますね(笑)。とても楽しいメンバーでした。また、何かの機会にぜひやりたいなと思います」
平川大輔「何か始まってしまったら、あっという間に26本が終わってしまいまして、とっても早かったなあっていうのが率直な感想ですね。もっと長いこと続けていられたらいいなって思います。続編が始まることを祈ってます」
楠大典「あっという間に終わってしまいましたが、僕の中でアンジェリークは永遠に生き続けています(他メンバー『なに言ってんの!(笑)』)」
入野自由「僕が最初に思っていたネオロマンスのアニメのイメージと結構違っていて、アクションなどもたくさんあって、すごく楽しかったです。アフレコもすごい楽しいメンバーがいっぱいいて……(横から山口勝平に『俺のことを言え』と言われて」)、勝平さんがすごく良かったです。現場を盛り上げていただいて、勝平さんありがとうございます(笑)」
中村悠一「半年間あっという間だったんですけど、最後はとてもきれいな形で終わっていたような気がします。作品の終わり方としてはすごい好きな形だったので良かったです」
木村良平「最終話のアフレコを終えてなんですが、これからイベントなども続いていくので、あまり終わっちゃうという感じはしないですね。これまでやってきて、勉強になることがたくさんあったし、楽しかったです。でも、これからも続いていくと思うので、まだまだやる気が沸々とわいてきます」
中村俊洋「26話楽しく収録させていただきました。ありがとうございます」
片貝監督「まだ制作現場は全然道半ばなんですが、役者の皆さんにキャラクターたちに魂をどんどん込めていただいて、『ああ、このキャラクターたちはこんな風になっていくのか』というのを目の当たりにして、すごく楽しい時間を過ごすことができて、本当によかったです。ストーリーも、役者さんたちがノってくださったから、どんどん後半の勢いがついて行くことが出来たというのもあったりします。現場はまだまだ続くのですが、とりあえず、アフレコは無事に終わってとてもよかったと思っております」

『ネオ アンジェリーク Abyss』のDVD第1巻(左)と第2巻(右)のジャケットイメージ

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