Radeon HD 4670は超品薄状態

AMD(ATI)から発表されたばかりの新GPU「Radeon HD 4670」を搭載するグラフィックスカードが、早速店頭に登場した。と言っても、発売されたのはSAPPHIRE製の1モデルのみ(価格は12,000円前後)で、入荷量も極少量だったために、各ショップともほぼ即日で完売。本来、もっと売れ筋となるべき製品であるのに、大きな話題にはなっていない。

取材時(金曜日)にはもうどこも売り切れで、残るはポップのみ

Radeon HD 4600シリーズは、4000世代では初となるメインストリーム向けのGPUだ。4800シリーズのアーキテクチャがベースとなっており、ストリームプロセッサ数は320基、メモリインタフェースは128bitに抑えられているものの、ビデオ支援機能「UVD 2.0」などはそのまま利用できる。ラインナップには下位モデルのHD 4650もある。

今のところ、他社製品では入荷に関する確定情報は入ってきておらず、しばらくこういった品薄状況は続きそうだ。ショップでは、潤沢に製品が出回るのは「9月下旬になるのでは」との見方が強かった。

Radeon HD 4870にも1GBモデル

Radeon HD 4870としては初となるメモリ1GB搭載モデルが登場した。メーカーはSAPPHIREで、パソコンショップ アークでの価格は42,780円。コアクロック(750MHz)やメモリデータレート(3.6Gbps)などに変わりはないが、メモリが1GBに増えたことで、同ショップでは512MBモデルよりも5,000円程度価格が高くなっている。

HD 4870初の1GB搭載モデル

GDDR5メモリを1GBも搭載

IntelのSSDがデモ!

自作PC関連で、いま最も熱い話題の1つがIntel製のSSD「X25-M」ではないだろうか。コチラでレビューも掲載されているが、MLC(Multi Level Cell)タイプでありながら、このスピードは驚異的。発売されたら買おうと決めている人もいるだろう。

T-ZONE PC DIY SHOPでのデモ

ドスパラ秋葉原本店でのデモ

T-ZONE PC DIY SHOPとドスパラ秋葉原本店では、RAID 0(ストライピング)構成での動作デモを行っていた。ベンチマークも動かせるようになっているので、性能を確認したい人は店頭でチェックするといいだろう。価格や発売日は未定ながら、T-ZONE PC DIY SHOPではすでに予約も受け付けていた。