ワンクリック不正請求の実例1

さて、ここで実例を紹介しよう。まずは、アダルト系のポータルサイトからのものだ。閲覧者は、そのような動画に興味があることがほとんであろう。興味から[はい 進む]をクリックしてしまう。下部には、料金なども記載されているが見逃されることが多い(図2)。

図2

さらに確認がでる。ここでも料金や利用規約などが表示されるが、「動画」が気になりクリックしてしまう(図3)。

図3

丁寧にその後の操作方法が解説される。しかし、これが手口ともいえる。さらに、ウイルス対策ソフトを無効にする方法まで解説するという危険な方法まである(図4)。

図4

動画をクリックすると、ダウンロードが始まるが警告が出る。しかし、動画見たさに[実行]をクリックしてしまう(図5)。

図5 Windowsによる警告

再度、警告をWindowsが発する(図6)。

図6

動画は見れるようになったが、請求もくる(図7)。

図7

[登録の手順を確認する。]をクリックすると、登録の手順を紹介し、あくまでも本人の意思で入会したことを強調する(図8)。

図8

実は、図5、6の手順で、ウイルスに感染しているのである。その後は、定期的に請求表示画面が表示されるようになる。