テスト環境

まずはテスト環境の紹介から。比較機材には、SLC SSDとしてMtronの「MSP-SATA7025-016」、MLC SSDとしてSUPER TALENTの「FTM60GK25H」、2.5インチHDDとしてWestern Digitalの「WD1600BEKT」、3.5インチHDDとしてSeagateの「ST3320613AS」を用意した。3.5インチHDDに関しては、同じ物を2台用意してRAID 0(ストライピング)のテストも実施する。

Mtronの「MSP-SATA7025-016」。SLCを採用した2.5インチSSD。インタフェースはSATAで、容量は16GB

SUPER TALENTの「FTM60GK25H」。MLCを採用した2.5インチSSD。インタフェースはSATAで、容量は60GB

Western Digitalの「WD1600BEKT」。WD Scorpio Blackシリーズの高性能2.5インチHDD。インタフェースはSATAで、容量は160GB。回転速度は7200rpm。16MBのバッファを搭載

Seagateの「ST3320613AS」。Barracuda 7200.11シリーズの3.5インチHDDで、320GBのプラッタサイズが特徴。インタフェースはSATAで、容量は320GB。回転速度は7200rpm。16MBのバッファを搭載

その他の環境は以下の通り。

CPU Core 2 Duo E8200
Mem Corsair CM2X1024-6400C4(1GB×2)
M/B ASUSTeK P5E(Intel X38 Express)
GPU ATI Radeon X1300

ベンチマーク

それでは、実際のテストに移りたい。今回は「CrystalDiskMark 2.1」を利用して転送速度を計測する。なお、テストサイズは500MBで設定した。ひとまず、速報版ということで簡単になってしまうが、テスト結果は以下の通りだ。

カタログスペックに偽り無しという結果である。読み込み速度は圧倒的で、書き込み速度に関してもHDDやSLC SSDにまったく見劣りしない。詳細な性能検証は後日お届けするが、とりあえず、SLC・MLCを別を問わず、既存のSSDと比較しても非常に高速な部類の性能を備えていることは見てとれたと思う。