ソースネクストは9月5日、これまでPCソフトの販売を光学メディアから、USBメモリに切り替えた7製品の販売を開始した本稿では、その使用感などを報告する。

CD-ROMからUSBメモリへ

これまでPCソフトの供給は、CD-ROMなどの光学メディアが一般的であった。ソースネクストでは、低価格化、大容量化が進むUSBメモリを使ったPCソフトの販売を開始した。「Uメモ」と名付けられたものだ。今回、ウイルスセキュリティZERO(3台まで使える新パッケージ版)、筆王ZERO(2009年パッケージ) 、携快電話ZEROなど、7製品がUSBメモリで発売された。

ソースネクストが、CD-ROMなどからUSBメモリに変更した背景には、サブノートPCのように、光学ドライブを実装していないPCが増加したことがあげられる。携帯には便利であるが、従来のPCソフトのインストールには、ネットワーク経由でCD-ROMをマウントしてインストールを行う必要があるなどの手間や別のPCが必要になっていた。

一方で、USBメモリの普及は、この数年で飛躍的に進んでいる。コンパクトな筐体とドライバが不要でPCから認識できることもあり、新たな外部記憶装置として、利用機会が高まっている。ソースネクストでは、その点に注目をし、USBメモリでのPCソフトの販売を行うことにした。販売価格は、これまでのCD-ROM版と変わらない。

Uメモのパッケージ

では、「Uメモ」で販売されているPCソフトをインストールしてみよう。今回、試してみるのは、ウイルスセキュリティZERO、筆王ZEROである(図1)。

図1 Uメモで販売されるパッケージ、パッケージ上部にUSBメモリが配置されている

パッケージを開封すると、マニュアルなどと一緒に、USBメモリがある(図2)。

図2 青い保護袋に入っているのがUSBメモリ

さらに、USBメモリを取り出したのが、図3である。

図3 Uメモ、ソフト名がシールで貼られている

ごく普通のUSBメモリである。ソースネクストによると、USBメモリの仕様は以下のとおりである。

  • 容量:1GB
  • 60mm×16.5mm×8.1mm
  • 重さ:約7g
  • Hi-Speed USB 2.0

USBメモリの製造元は、トランセンドジャパンとのことだ(製造元は、今後変わる可能性もある)。ハードウェアとしてのサポートも同社が行う。