8月30日に生放送され、アメリカザリガニ(柳原哲也・平井善之)の優勝で幕を閉じた『第6回MBS新世代漫才アワード』(毎日放送)の決勝大会。先日は王者・アメリカザリガニの喜びの記者会見をお伝えしたが、じつはまだまだ語っていた2人のコメントを交え、熱戦の模様をレポートする。
関西の現役高校生が、今一番おもしろい漫才師を決める漫才コンテスト『MBS新世代漫才アワード』。過去最多となる186組の漫才師がエントリーした今大会の決勝出場者は、トータルテンボス、とろサーモン、アメリカザリガニ、藤崎マーケット、スマイル、$10、鎌鼬、のろし、ストリーク、モンスターエンジン、ジャルジャル、ギャロップ(2次予選得点順)の12組。決勝はトーナメント方式で行われ、会場の大阪・松下IMPホールに詰めかけた600人の高校生と、自宅で放送を見ながらネタに審判を下す400人の在宅審査員、計1000人の高校生審査員の採点によって勝敗が決まる。
さて、高校生が600人も集まれば、そのパワーは圧巻だ。漫才師たちが舞台に登場するたびに起こる「キャー!」という歓声は、体感で"5000人ぐらいいるのでは?"と錯覚してしまうほどの大音量。ネタが始まれば舞台にかじりつき、会場を揺るがす大きな笑いで熱演に応える。平井は「やっぱり、高校生の"キャー!"はええ(笑)」、柳原は「なにより、反応がストレートで正直」と高校生審査員の印象を話していたが、この異様なまでの熱気に乗せられ、12組の演技にも一層力が入っていた。それでは、次ページで熱戦の模様を振り返っていこう。……続きを読む