Firebug1.2登場 - Firefox3正式サポート、パフォーマンス向上など

8月25日(米国時間)、Firebugの最新版である「Firebug 1.2」がリリースされた。

FirebugはFirefoxアドオンのひとつで、Firefox内で閲覧しているHTML、CSS、JavaScriptの内容を分析し、編集やデバッグ、各種モニタリングを実施できる。導入が容易なうえ、強力なデバッグがおこなえることからFirebugを愛用しているWebデベロッパも多いことだろう。

今回のリリースでの変更点はおもに次のとおり。

  • Firefox 3の正式サポート
  • デフォルトでFirebugのデバッグ機能が無効に。Console/Script/Netのデバッグをおこなう場合は、どの機能を有効にするか選択する
  • サスペンド/レジューム機能
  • HTML/CSSにおいて外部エディタを指定することができるように
  • eval()デバッグ機能
  • パフォーマンスの向上
  • その他多くのバグフィックス

本稿ではおさらいの意味を込めて、Firebugの導入から、Firebug 1.2で動作が変更された箇所を含めた操作方法までをひととおり紹介する。

Firebugの導入

FirebugはFirefoxのアドオンとして提供されている。Firefoxで「Firefox Add-ons」にアクセスし、画面上の「Add to Firefox」をクリックしてインストールするだけで動作する。

ここでの動作環境は次のとおり。

  • OS: FreeBSD 8-current
  • Webブラウザ: Firefox 3.0.1

Firefox3でブラウズ。中央の「Add to Firefox」をクリックしてインストールする

インストールして再起動した後の画面。Add-onsにFirebugが追加されている

ステータスバーの右端にFirebugのアイコンが表示されるようになる。現在は無効になっているため、グレーアウトしている