繰り返し文を使う
配列の添字演算子には変数を使うことができます。これをfor文などの繰り返し文で制御することで、大きな配列の要素も繰り返し文の中で一貫した処理が可能になります。この手法は、配列の中から特定の値を検索したり、配列の初期化や、配列の変換などに有効です。
サンプル02
#include <stdio.h>
int main(void)
{
int i, items[3];
items[0] = 0;
items[1] = 10;
items[2] = 20;
for(i = 0 ; i < 3 ; i++)
printf("items[%d]=%d\n", i, items[i]);
return 0;
}
実行結果
サンプル02の実行結果 |
サンプル02は、items配列の各要素の値をprintf()関数で出力する処理にfor文を利用しています。実行結果はサンプル01と同じですが、この方法であれば、配列の要素数が多くても、同じ方法ですべての要素の値を出力できます。このように、一般的な配列の応用では、繰り返し文を使って配列全体を処理します。配列内の値を入れ替えて、値の小さい順番に並べ替えるアルゴリズムなどは非常に有名です。データベースやファイル処理などでは、必ずこのような配列処理が登場するため、実践的なプログラミングには配列の知識が不可欠となります。