お盆が終わり、涼しい日も増えてきた秋葉原。呼び込みなどで店頭に立つことが多い店員さん達もちょっと一安心といった雰囲気だ。先週は休刊日だったので、今週は2週間分まとめてレポートしたい。
GeForce GTX 280に真っ向勝負
AMD(ATI)の「Radeon HD 4870 X2」を搭載するグラフィックスカードが各社より順次発売となっている。店頭で確認できたのは、AMD純正、SAPPHIRE、PowerColor、FORCE3D、HIS、GIGABYTE、玄人志向といった7社の製品。すべてリファレンス準拠のモデルだが、価格は6万円台前半~7万円台後半と開きがある。
発売中の各社の製品 | |
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メーカー | 価格 |
AMD | 78000円前後 |
SAPPHIRE | 67000円~74000円前後 |
PowerColor | 70000円前後 |
FORCE3D | 66000円~68000円前後 |
GIGABYTE | 72000円前後 |
HIS | 70000円前後 |
玄人志向 | 63000円~69000円前後 |
Radeon HD 4870 X2は、シングルGPUの「Radeon HD 4870」を2つ搭載したグラフィックスカード。デュアルGPUの場合、そのインターコネクトがボトルネックとなりやすいが、4870 X2ではブリッジを介さないSideportを追加するなど、この部分も強化、効率を上げているようだ。パフォーマンスについては石川氏のレビューが掲載されているので、そちらを参照のこと。
発売当初の「全モデル完売」というような状況は解消されたものの、入荷数は少なめで、依然として品薄なモデルも。売れ行きについては、ミドルレンジ向けのRadeon HD 4870/4850が好調なAMD陣営であるが、ハイエンド向けの4870 X2となると慎重なスタンスのショップもあった。ミドルレンジとはユーザー層が全く異なる上、ハイエンドではこの数世代、NVIDIAが強い。どのくらい売れるのか計りかねている、といったところが実情のようだ。
790GXがGIGABYTEとJetwayからも
「AMD 790GX」チップセットを搭載するマザーボードが、GIGABYTEとJetwayからも新登場。先行して出たBIOSTAR製はDDR2/64MBのSideportメモリを搭載していたが、GIGABYTEの製品「GA-MA790GP-DS4H」はDDR3/128MB、Jetwayの製品「HA07」はDDR2/128MBを備えている。価格は、GIGABYTE製が19,000円前後、Jetway製が14,000円前後。
Mini-ITXにはLGA775向けが2種類
注目のMini-ITXマザーボードがIntelから発売された「DG45FC」。LGA775に対応した製品で、Mini-ITXとしては初めてG45チップセットを搭載した。価格は16,500円前後と、最近のMini-ITX製品としては比較的高めだが、G45チップセット搭載、Intel純正ということもあり、人気が出そうだ。
LGA775向けにZOTACからも新製品が登場している。「nForce 630i ITX」という製品で、先行して発売された「nForce 610i ITX」の上位モデル。チップセットがNVIDIAのGeForce 7050+nForce 610iからGeForce 7100+nForce 630iに変更されており、グラフィックス出力がVGAのみからVGA+DVIに強化されている。価格は11,000円前後。