--一般的な検索サイトでも動画の検索は可能ですね。naviconならではの特徴はどこにありますか。

ヤフーやGoogleなどの検索サイトで動画を検索した場合、投稿サイトの動画が中心となります。また、商用サイトの動画を検索する場合も、自社で提供する動画が中心となります。naviconでは、提携した商用サイトを対象に横断的に検索できるようにしていますから、商用で提供されている完成度の高い動画を、幅広く検索することができます。また、さまざまなキーワードやカテゴリからの検索ができますから、簡単な操作で目的の動画を見つけだすことができます。

全国の自治体が観光情報を提供しているのをご存じですか。いまや多くの人が旅行に出かける前に、サイトで事前に情報を検索していますが、文字による情報だけでなく、動画による情報を得ることで、これまでとは違った形で事前の下調べができる。こんな使い方においても、naviconは威力を発揮すると思います。また、英語の教材やヨガ、フィットネス、料理番組などの動画コンテンツも随分と配信されているのですが、これもシリーズ化されている場合が多く、naviconでは、それをまとまった形で表示することができます。同じカテゴリの動画コンテンツを、料金や帯域で比較して選択するといったことも可能ですよ。こうした検索を可能としたのは、独自にデータベースを整備しているからなのです。さまざまな動画コンテンツのなかから、自分の目的にあったコンテンツを選択しやすくなるというのも、naviconならではの特徴といえます。

--約100サイト、約4万本という数は、どの程度の規模になりますか。

現在、商用で提供されているコンテンツは約10万本程度になると見ています。まだ半分以下です。動画を提供しているサイトとの話し合いになりますが、8月には、10万近いコンテンツをカバーできる規模にしたいですね。とにかく、データベース化の作業は、すべて手作業でやらなくてはならない。いまは、7、8人がデータベースづくりに取り組んでいます。

--アダルトコンテンツは含まないのですか。

それは考えていません。子供をはじめ、多くの人に安心して利用してもらうためのサイトを目指していますので、アダルト動画サイトを検索の対象にする予定はありません。