ブース内にはソフィアシステムズのコーナーもあり、今年4月に同社から発表された開発用プラットフォーム「PEARTREE」(ペアツリー)が展示されていた。

MID(Mobile Internet Device)や携帯情報端末向け開発プラットフォームのPEARTREE

インテルのAtomプロセッサー(開発コード名はSilverthorne)、システム・コントロール・ハブ(開発コード名はPoulsbo)を搭載、OSはWindows VistaとLinuxに対応、通信系のハードウェアとしては、Wi-Fiモジュール、PHSのW-SIM(3Gモジュールも接続可能)を搭載し、ディスプレイは5インチのタッチパネルに対応したWSVGA液晶、ワンセグTVモジュール、カメラモジュール、4GBのSSD、USBポート(Host/Client)も搭載している。拡張ユニットは本体背面にセットするタイプで、40GBのHDD、GPSボード、RGB出力、USBポート(Host)、デバッグボードなどを備える。端末やアプリケーションソフト、ユーザーインタフェースの開発・研究・評価のほか実証評価やデモ、プレゼンテーションも行える製品だという。

また、既に近鉄(近畿日本鉄道)で導入されている、運転士支援システム「GPS Train Navi」の端末も紹介されていた。

GPS Train Naviの端末。列車の運転席に設置し利用されている

ソフィアシステムズの開発プラットフォームを利用し、近鉄車両エンジニアリングが企画・開発したものだという。GPSを利用し発車駅から停止駅までの区間走行時に音声や画面表示、LED表示による運転士への喚起動作をする。

そのほか、auのKCP+端末に対応したデバッグシステム「WATCHPOINT Debugger for BREW Apps.」もデモンストレーションされていた。

BREWアプリケーションをソースレベルでデバッグできるシステム

(2106bpm/K-MAX)