サンプルの状態でも引き合い多数 - ソフィアシステムズ

ソフィアシステムズは、ソフィアモバイル/シアーズのブースにてMID/携帯情報端末向け開発プラットフォーム「PEARTREE」の実機デモを行っている。

PEARTREEは、IntelのAtomを搭載したモバイルデバイス開発向けプラットフォームで、端末の開発評価、アプリケーションソフトやミドルウェアの開発・評価、ユーザーインタフェースの研究・開発、モバイル端末を使用したビジネスモデルの構築やフィールド検証、エンタープライズ端末向けシステム開発・検証、および実証評価などさまざまな分野で使用することが可能となっている。そのため、引き合いが多く、「まだ、エンジニアリングサンプルのAtomを載せた状態の製品を提供している段階だが、多数の引き合いがあり、展示会に出す機体を確保するのも難しかった」(ソフィアシステムズ)というほど引き合いが強いそうだ。7月末には製品版のAtomを搭載した状態でPEARTREEを提供できるようになる予定としている。

また、同ブースでは、電子POP端末「nanicaシリーズ」の紹介も行われていた。nanicaは、Wi-FiやPHSなどを経由してコンテンツをLCDに表示することが可能な電子POP。単に情報を提示するだけでなく、ICカードリーダなどを備えているため、製品の詳細情報やキャンペーン情報などを携帯電話などに送信したり、逆にnanicaにタッチされたログ情報を集めることなどが可能だ。現在、5型LCDを搭載した「nanica5」から、20型以上の大型ディスプレイへの出力に対応した「nanicaV」、壁掛けポスタータイプ「naniポ!」まで幅広いラインナップが用意されている。

MID/携帯情報端末向け開発プラットフォーム「PEARTREE」

電子POP端末「nanica7」(7型LCD搭載で、Wi-Fi/PHSにより情報のやり取りを行うほか、ICカードリーダを搭載している)