既報のように、「iPhone Dev Team」がJailBreak(脱獄)支援ユーティリティ「PwnageTool」を公開した。iPod touchでこのユーティリティを利用してみたので、ここではその手順を公開する。

初代iPhone、iPhone 3Gを含めた導入方法は、iPhone Dev Teamが「Pwnage 2.0 Guide」(英文)としてドキュメントを公開しているので、そちらも参照してみるといいだろう。

注意事項

「PwnageTool」はiPod touchの「ファームウェア」を改変するため、正常に使用できなくなる危険性がある。利用する際はこの点に注意し、あくまで自己責任で作業を行ってほしい。

また米Appleおよびアップルジャパンは、本稿で紹介するような開発や利用は想定していないため、導入したソフトウェアが動かないなどといった問い合わせを同社に行うことは避けられたい。

仮に何らかのトラブルが発生しても、本稿で紹介するソフトウェアの開発者および開発元、毎日コミュニケーションズは、いかなる補償も行わない。

「PwnageTool」の入手

まずは、2008年7月21日時点の配布元blog.iphone-dev.orgから「PwnageTool」をダウンロードすることからスタートだ。ここで入手できる最新版はバージョン2.0.1で、ファイル名はPwnageTool_2.0.1.zipとなっている。PwnageTool 2.0.1は、iPhone / iPod touchファームウェア2.0(Build 5A347)に対応しており、過去バージョンには対応していない点に注意してほしい。また、「アンロック」対象は初代iPhoneのみとなっている。

次は、~/Library/iTunes/Device Supportディレクトリを確認し、x12220000_4_Recovery.ipswがある場合は"必ず"削除しよう。また、~/Library/iTunes/Device Supportディレクトリ自体がない場合は作成しておく。