第2部のステージイベントとしては、フランス駐日大使フィリップ・フォール氏による「アペリティフ親善大使」任命セレモニーが開催された。2008年の親善大使に選ばれたのは俳優の中尾彬氏と福田首相の貴代子夫人だ。
フランス料理が大好きだという貴代子夫人は、「日仏交流150周年という記念すべき年に親善大使に任命されて嬉しいです。戦後、日本はフランスから料理だけではなく、ファッションの流行を取り入れていました。今ではフランスで日本料理が流行り、日本のファッションデザイナーも認められてきており喜ばしいことです」とコメント。また、フランスに留学経験があり、食通としても知られる中尾氏は「食べることは、詩を書くことや絵を書くことなど全てのことにつながることなので、大切にしていきたいですね」と語り、「メルシーボークー(フランス語で"どうもありがとう")」とスピーチを締めた。
登壇したフィリップ・フォール氏は、「アペリティフは仕事を終えたときに、ほっとするひとときを味わわせてくれるもの」と話していた。飲み物、アミューズブーシュ、そして楽しい会話という3つの要素で構成されるアペリティフは本当に心と体を満たしてくれる。どうせだったら、毎日が"アペリティフの日"だったらいいのになぁと思ってしまったイベントであった。2009年の開催時には友人を引き連れて、おなかをすかせて駆けつけたいものである。