「オポチュニティ」と「スピリット」からの火星の写真

画面左下の「Look At」のリストから「Panorama」を選ぶと、火星表面の荒涼とした大地の写真が現れる(図4、5)。何種類かあるこの鮮明な写真は、いずれも2004年1月に火星表面に着陸し、現在も観測を継続しているNASAの火星探査機「オポチュニティ」と「スピリット」から送られてきたものだ。

画面下方に見えているのがその探査機。ユーザーはいわば探査機目線で360度のパノラマ画像を楽しめるわけだ。今後、2機の探査機からの新たな画像や、2008年5月に同じく火星の着陸に成功した探査機「フェニックス」からの画像などが追加されることも大いに期待したい。

(図4)これは「オポチュニティ」から送られてきた画像。太陽パネルのようなものに反射しているのは日光だろうか。複数の写真を組み合わせて作成されたパノラマ画像だが継ぎ目はなく、とても美しい。

(図5)こちらは「スピリット」から送られてきた画像。探査機が移動した跡が確認できる。地球から遠く離れた惑星で黙々と調査を続ける探査機に思いを馳せるのも興味深い。