ついに舞台挨拶が始まった。今回の映画制作にあたり苦労した点を聞かれたマーシャルは「前作から19年もたっているからインディの帽子を作れる人がいなくなっていたんだ。だから作れる人を探すのに苦労したよ(笑)」と笑顔で振り返った。他にもメキシコやハワイなどロケ地が数カ所に渡ったため、250人にも及ぶスタッフを移動させるのに苦労したことを明かした。

レッドカーペットでのテンションそのままに舞台挨拶に登場

「どういった経緯で、インディアナ・ジョーンズというキャラクターは生まれたんですか」と聞かれたルーカスは「僕は大学時代に人類学を専攻していて、そこで考古学も学び、古い文明に興味を持ったんだよ。また1930年代のアドベンチャー作品をよく観ていてね、そういう映画を作りたかったんだ。だからヒーローが考古学者で、秘宝を探す話にしようと決めたんだ。そんなことを考えているときいつも僕の傍には愛犬の"インディアナ"がいた。だから名前を"インディアナ"・ジョーンズにしたんだ」と名前の由来を披露。続けてヒットの要因として、「家族で楽しめる映画だからなど色々理由はあるけど、やっぱり1番重要だったのはハリソンが出演していることだね(笑)」と主演のフォードをおだてた。

おだてられ上機嫌になったフォードはルーカスに"良い事を言ってくれた"と言わんばかりにチップを渡す一幕も

さらに「5作目もありますよね?」と質問されると、「立てなくなる前にやりたいね(笑)」とフォードはにっこり。ルーカスの「(5作目をやるには)まず秘宝を考えなきゃいけないんだよ」というコメントに対し、フォードは「彼は考えるのが遅いんだよ。インディはまずメガネ(老眼鏡)を探しに行かなきゃいけないな(笑)」と続け、会場を笑いの渦に巻き込みながら舞台挨拶は終わった。

ついには第5作目を作ってくれることを手を合わせて懇願

終始テンポ良く面白いコメントを連発。お酒飲んでないですよね?

大いに盛り上がった舞台挨拶

会場は超満員

映画『インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国』は21日より日劇1ほかより全国ロードショー。14日、15日に先行公開決定。

撮影:石井健