会場にはPumaプラットフォームを採用したノートブックPCも展示。国内メーカーとしては東芝、欧米メーカーではHP、Fujitsu Siemens、台湾メーカーではASUS、Acer、MSI、Clevoが製品を展示していた。

TOSHIBAと刻印されたノートブック。キーボードが日本語ということは国内向けモデル!?

HPのPavillion tx2500 Entertainment PC。コンバーチブルなタブレットPC

ClevoのM760JU。Mobility Radeon HD 3450 Hybrid X2を搭載しHybrid CrossFireXも可能。HDMI出力、e-SATAも備える

AcerのTravelMate 5330。Mobility Radeon HD 3450 Hybrid X2を搭載しHybrid CrossFireXも可能

AcerのAspire 5530。Mobility Radeon HD 3450 Hybrid X2を搭載しHybrid CrossFireXも可能

ASUSのF5Z。チップセットはAMD M780Gで統合グラフィック機能を利用

ASUSのM51Ta。Mobility Radeon HD 3450 Hybrid X2を搭載しHybrid CrossFireXも可能

MSIのGT-735。GPUはMobility Radeon HD 3850を搭載している。Hybrid CrossFireXの表記は無いため、ノート版Hybrid CrossFireXでもGPUの組み合わせは比較的近い性能のもののみに限定される様子

MSIのPR-211(右)。どういうデモかというと、HDビデオ再生を含む複数タスクを実行した際のCPU負荷を旧プラットフォームのPR-210(右)と比較しているもの。PR-211はAMD M780Gを搭載しGPUはチップセット統合のものを利用している

また、ノートブックPCのグラフィックス性能を向上させるデバイスとして、「ATI XGP Technology」が発表された。これは、昨年ASUSが発表したExpressCard接続のグラフィックスカード外付けボックスに近いイメージと言えそうだ。うたい文句には、デスクトップGPU並みのパフォーマンス、電力と熱設計をスタンドアローンに、マルチモニタ出力のサポートが可能、といった言葉が並ぶ。

このXGP Technologyを採用した製品は実際に展示されていた。メーカーはFujitsu Siemensで、「AMILO Sa 3650」というTurion X2 Ultra搭載ノートブックに組み合わせてデモされていたのが「AMILO GrapicBooster」というXGP Technology製品。搭載されているのはATI Mobility Radeon HD 3870(512MB GDDR3)とのこと。ノートブックからの2系統出力に加え、GrapicBoosterからも2系統を出力し、計4面出力をノートブックでデモンストレーションしていた。

4面ディスプレイ出力のデモを行っていたFujitsu Siemensの「AMILO Sa 3650」+「AMILO GrapicBooster」

AMILO GrapicBooster。搭載するのはATI Mobility Radeon HD 3870(512MB GDDR3)。電源はACアダプタで、ノート本体とは別に供給されているほか、USB×2も装備